『お伽猫紙:星先こずえ切り絵作品集』星先こずえ著
■本体1900円+税/A4判変型横綴じ/72頁/並製
■ISBN978-4-905327-25-7 C0071
■コミュニケーション・アート・シリーズ2
■各紙に紹介されました。
「西日本新聞」福岡版3.19/「読売新聞福岡南かわら版」5.18
■著者新刊:『鳥獣魚画』(2024年刊)
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猫、うさぎ、犬、鳥、ダチョウ、金魚……生きものたちが主人公の、奇想天外でユーモアに溢れ、ちょっぴり毒もある不思議な世界。生きもののもつ、生真面目なおかしみ、純粋さ、姿形が伝える感情が生き生きと伝わってきます。
自ら染めた和紙をもちい、独特のカッティングで何層にも重ねるこれまでにない手法の切り絵。確かなデッサン力と豊かな発想から生まれた,日々進化しつづける星先こずえ氏の切り絵の代表作を収めた初の作品集です。
障害とともに生きる人たちの創作活動とその可能性を伝えるアート・シリーズ。
【カバー絵】「恐竜図屏風の前で」(F7、2009年)第7回大野城まどかぴあ総合美術展・大野城市商工会賞
【収録】松澤佐和子「切り絵作家・星先こずえの誕生」(画家/コミュニケーション・アート主宰/松澤造形教室主宰)、松澤佐和子・星先薫対談「一歩一歩成長する喜び」
【本文より】下書きの線を生かしながら、創った色で構成する。これが私の切り絵だ。/油絵やアクリル絵の具では表現しきれないピリッとした、それでいて温かみのある作品を描くために、今日も本を読み、外に出て生きとし生けるものと交流する。/頭の中と瞳に何も映さないままでは、絵は描けない。
【著者紹介】 星先こずえ(ほしさき・こずえ)
1985年,福岡県久留米市に生まれる。2歳の時に自閉症と診断される。2007年,九州産業大学芸術学部美術科卒業。この年より松澤造形教室に通う。2008年,福岡県春日市にて「星先こずえ切り絵展」(第1回)開催。日本きり絵協会展にて初入選,以後毎年出品。2009年,総合学園ヒューマンアカデミー・グラフィックデザイン専科卒業。第7回大野城まどかぴあ総合美術展にて「恐竜図屏風の前で」が入賞。2012年,久留米市総合美術展にて「キリンの大地」が入賞。現在,日本きり絵協会会員,コミュニケーション・アート会員,福岡県大野城市在住
*画上左より「Legend of Hero」2011(第8回大野城まどかぴあ総合美術展入選),「キリンの大地」2012(第16回久留米市総合美術展入賞), 「覗く猫〜red」2010,下「オカメとクロちゃん」2010,「真紅の鶏冠」2011,「まじめにプードル」2011