図書出版

花乱社

刊行一覧



軍都久留米:近代都市への転換と地域の人々』
山口 淳 著

(A5判/並製本/312ぺージ/本体2500円+税)

 日清・日露戦争後の師団・聯隊増設の国策に伴い、軍隊を誘致した久留米。広大な土地の献納と多額の寄附金をもっての、官民挙げての活動の成果であった。
 建設工事や各種手配などで国・軍部の意向に時に翻弄されながらも、街は道路や通信などインフラが急速に整備され、活況を呈してゆく。そして物価高騰や地域・業種間など様々な格差、農地減少と離農、水源枯渇など"負"の代償も──。
 藩政末期から戦後の軍部解体期まで、資料で辿る国内有数の軍都の姿。

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九州文学 584号:2024年春号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/200ぺージ/本体1000円+税)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し,82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』584号。
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九州文學は1938年(昭和13年),福岡県を中心に活動する火野葦平,劉寒吉,岩下俊作,原田種夫らによって創刊。以来,昭和・平成・令和と継承されていき,詩,俳句,小説と多くの作家が切磋琢磨して,創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ,今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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社長になりたかった僕が小さな造園会社の社長になるまで』
真武弘延。著
(本体1800円+税/四六判/256ぺージ/並製本)

諦めなければ夢はきっと叶う
勉強嫌いで駆けっこが得意、物造りが大好きだった少年が、
失敗と挫折を繰り返しながら、いつしか「社長」になることを目指して飛び込んだのが造園の世界。
二度の既存会社の継承を経て、「ランチェスター法則・弱者の戦略」を身をもって実践、
6年で福岡市造園工事Aランク達成へ──。

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鳥獣魚画:星先こずえ切り絵画集』
星先こずえ著
(本体2500円+税/A4判横綴じ変型/80ぺージ/並製本)

咆哮するライオン,凝視するハシビロコウ,極彩色の鱗をまとったシーラカンス───
リアルかつどこか不思議な鳥・獣・魚たち。
「生きものは美しい!」(星先こずえ)
独特な発想・構図と物語性,人間社会へ向ける視線も,さらに進化しつづける星先こずえの切り絵世界。

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印刷詩集』
龍 秀美 著
(本体2000円+税/A5判変型/88ぺージ/並製本)

印刷へ、印刷から─愛の詩〈うた〉。
500年変わらぬ鉛活字の世界が、この数十年で革新した技術に戸惑いながら、
それでも刷り、折り、綴じ、くるみ、眺めるを繰り返し、
輪転する中で浮かぶ著者の言葉・イメージが伝える印刷世界は、ただ愛おしい──
【解説】『印刷詩集』によせて:印刷・出版の激動期を振り返る[坂口博氏]

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田原春次と堺利彦農民労働学校:社会民主主義派の水平運動と農民運動』
小正路淑泰著
(本体2500円+税/A5判/272ぺージ/並製本)

福岡・豊前が生んだ水平運動・農民運動の指導者田原春次。反差別の社会運動と移民支援に力を尽くしたその軌跡を辿る。さらに、松本治一郎旧蔵資料、堺利彦関係資料などを駆使し、独立系水平社・自治正義団、堺利彦農民労働学校の系譜が担った社会運動の地域的展開、戦後への継承を鮮明に描き出す。
【福岡部落史研究会創立五〇周年記念出版】

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シーボルトと近世の蘭学者たち:前野良沢から伊藤圭介まで〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
西南学院大学博物館発行/鬼束芽依・迫田ひなの編
(本体600円+税/A5判変型/40ぺージ/小口折り並製本/オールカラー)

江戸時代,出島を通じて日本へもたらされた西洋の学術「蘭学」。1774年,前野良沢らにより『解体新書』が刊行されて以降,諸学問の書物が翻訳出版され,蘭学を学ぶ者(蘭学者)が増えていった。 1823年,シーボルトがオランダ商館医として来日し,私塾「鳴滝塾」を開設。彼の門人たちは,幕末から明治の学術界で活躍することとなる──。 蘭学者たちとシーボルトの歩みを概観し,彼らの優れた研究成果を紹介する。
【2023年度西南学院大学博物館企画展図録】

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細菌学者の般若心経と相即の知』
吉田眞一著

(四六判/並製本/296ぺージ/本体2000円+税)

仏教の根源的な論理とは何か──
微生物学の基礎的研究で知られる著者が、若き日より探究してきた
仏教の縁起・空、矛盾的相即(そうそく)について、
身のまわりのことを例にあげ解説。"相即的生き方"のすすめ。

大学講演録や物の見方・考え方のヒントがつまった哲学エッセイ,
若き学究の徒へのメッセージも収録。人生の意味を問い創造し続けること。

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九州文学 583号:2023年秋・冬号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/296ぺージ/本体1000円+税)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し,82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』583号。
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九州文學は1938年(昭和13年),福岡県を中心に活動する火野葦平,劉寒吉,岩下俊作,原田種夫らによって創刊。以来,昭和・平成・令和と継承されていき,詩,俳句,小説と多くの作家が切磋琢磨して,創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ,今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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福岡地方史研究 第61号』
福岡地方史研究会編・発行
(A5判/並製本/152ページ/本体1500円+税/2023.9刊)

特集は59号につづく「戦争の福岡U」。初期日中戦争試論:郷土と支那事変への予備的考察、軍需工場などへの福岡市と近郊女学校生の通年勤労動員、一福岡市民の目に映った戦時下の生活、五・一五事件減刑嘆願運動と農民組合、他。福岡地方史研究会の年1回の会報誌。

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頭山満・未完の昭和史:日中不戦の信念と日中和平工作』
石瀧豊美著

(A5判/上製本/390ぺージ/本体3800円+税)

「日中戦うべからず──」(頭山満)
日本近代史を塗り替える!史料にもとづき、歴史の闇に葬られてきた頭山満とその仲間たちの日中和平工作の実相を初めて明らかにする渾身の書

歴史家によって“中国大陸侵略者”のレッテルを張られた頭山満は、実は日中和平工作の実行者であった。党派を超えて、戦時中の中国がただ一人信頼する日本人──それが孫文を助け、中国革命を支援した頭山満であった。玄洋社研究の金字塔

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必携 スタートアップ企業 労務のチェックポイント徹底解説』
安藤社会保険労務士法人編

(A5判/並製本/182ぺージ/本体1800円+税)

バックオフィスはこれだけでOK! 
必須の基礎知識から給与計算実務まで社労士が解説!

2023年の法改正事項(残業代請求の時効期間変更、時間外手当の割増率引上など)に対応。クラウド型給与システムを使用する場合の留意事項や,スタートアップ企業がすべきこと,したほうがいいこと,しないほうがいいこと,してはいけないこと等を具体的な実例をあげて解説。《付録》人数規模別・業種別 各種届出・選任基準一覧表。

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九州文学 582号:2023年夏号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/232ぺージ/本体1000円+税)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し,82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』582号。
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九州文學は1938年(昭和13年),福岡県を中心に活動する火野葦平,劉寒吉,岩下俊作,原田種夫らによって創刊。以来,昭和・平成・令和と継承されていき,詩,俳句,小説と多くの作家が切磋琢磨して,創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ,今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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戦争と学院:戦時下を生き抜いた福岡のキリスト教主義学校
〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
西南学院大学博物館発行/下園知弥・山本恵梨編
(本体1000円+税/B5判変型/80ぺージ/小口折り並製本/オールカラー)

国家と信仰・教育の間で揺れた苦悩と葛藤の記録――
アジア・太平洋戦争期の日本では、キリスト教主義を掲げた学校は「敵性語」や「敵の文化」を積極的に取り入れていると批判を浴びた。福岡県の三つのキリスト教主義学校(福岡女学院、西南女学院、西南学院)の当時の制服や教科書、古写真などを通して、戦前から戦時下にかけての学生生活と教育の変化について紹介する。
【2023年度西南学院大学博物館特別展図録】  

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色は匂へど...いろは唄』
竹野和子作

(A5判/並製本/120ぺージ/頒布価格2000円税込み)

昭和を生きた女教師が 思いを巡らせ考えた
五里霧中のピンコロ画。
これから老いを迎える皆様や教え子たちに
愛と希望の心絵を メッセージとともに
私竹野の心の髄から 身を挺してお伝えします。

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幕末小倉藩、流離の歌人 佐久間種と立枝子のうた』
藤井悦子著

(A5判/並製本/152ぺージ/本体2000円+税)

時代を超えた愛を伝え,見事な相聞を成す作品群
もののふの心と歌の道
文久元(1861)年,立枝子危篤の報に種は旅先より急ぎ帰郷,以後,4人の子を育てつつ,亡き妻の遺稿を編纂・浄書,自身の『果園雑咏百首』を上梓した後,明治25(1892)年に没する──。これまで研究論文で一部しか紹介されていない佐久間種の『果園雑咏百首』と、立枝子の「遺稿 呉機(くれはた)」を初めて翻刻し紹介、その事績を辿る。

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はじめの一歩:本村一歩作品集』
本村一歩著

(A4判変型横綴じ/並製本/96ぺージ/本体2500円+税)

「しあわせですか?」by IPPO
迷いのない力強い線,不思議なほど独特の色遣い,背景にまで貫かれた世界観──。
純粋無垢で,進化し続ける絵心は,生きとし生けるものへの愛を伝える。
●障害とともに生きる人たちの創作活動とその可能性を伝える
 コミュニケーション・アート・シリーズ第4冊目
●監修:松澤佐和子 企画:本村千鶴

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やきものと渡り陶工:発掘陶片にみる九州古陶磁の技術交流』
副島邦弘著

(A5判/並製本/214ぺージ/本体2500円+税)

陶工・高原五郎七の伝説、高取焼の謎──
陶工が“渡り”をくり返して修業を重ね、新たな技術を得て業を磨いていく。同時にその移動は各地に技術を伝え、「国焼」を生んだ。
時に領主の求めによって、または天災など不測の事態によって渡りを重ねた陶工たち。その痕跡を出土物や文献に追い、検証する。

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亀井昭陽と亀井塾』
河村敬一著

(四六判/並製本/145ぺージ/本体1500円+税)

福岡藩の儒学者であり、父南冥の学業を継ぎ、
亀門学を大成した昭陽の教育に懸ける情熱と波乱の日々

1798年、福岡藩西学問所甘棠館は大火により学舎が焼失、廃校となる。祭酒(館長)であった亀井昭陽(1773−1836)は平士の身分となりながらも、父南冥の学業を継いで『論語語由述志』、『家学小言』他膨大な著述を残し、明治初期まで続く亀井塾を守り育てた。その生涯と学問。

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九州文学 581号:2023年春号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/255ぺージ/本体1000円+税)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し,82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』581号。
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九州文學は1938年(昭和13年),福岡県を中心に活動する火野葦平,劉寒吉,岩下俊作,原田種夫らによって創刊。以来,昭和・平成・令和と継承されていき,詩,俳句,小説と多くの作家が切磋琢磨して,創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ,今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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考古学からみた筑前・筑後のキリシタン:掘り出された祈り〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
西南学院大学博物館発行
鬼束芽依編
(本体1000円+税/B5判変型/64ぺージ/小口折り並製本/オールカラー)

1998-99年度,博多遺跡群調査でメダイと鋳型が出土,キリシタン時代の博多が重要な地点であったことを裏付ける大きな発見だった。──
本書では,おもに筑前・筑後と,キリシタン文化が隆盛した豊後,島原・天草一揆の終焉の地となった肥前原城から出土した貴重な遺物・資料を紹介。キリシタン考古学調査研究の経緯をたどりつつ,最新資料とともに筑前・筑後のキリシタン時代の復元を試みる。
【2022年度西南学院大学博物館特別展図録】  

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山口の捕鯨・解体新書:日本人と鯨の二千年』
岸本充弘著

(本体1100円+税/A5判/64ぺージ/並製本)

日本海、響灘、瀬戸内海と三方を海に囲まれた山口県は、江戸期には古式捕鯨が行われ、また明治以降の近代捕鯨発祥の地でもある。古代から連綿と続く捕鯨の歴史を繙き、2019年商業捕鯨再開後の現状と課題までを伝える。くじらの街・下関からの発信。
*「中国新聞」2021年1月〜2022年1月連載収録。

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カメスケのかわいい水辺の生き物1』
やながわ有明海水族館発行
文 亀井裕介/絵 田渕周平/監修 田中克

(本体1500円+税/A5判変型/96ぺージ/小口折り並製本/オールカラー)

掘割や有明海の生き物(魚類31種、貝類・甲殻類19種、トンボ・水草12種)を、イラストと写真で分かりやすく紹介。生き物の特徴や見分け方、不思議な生態、名前にまつわる話や絶滅危惧種や外来種などのレッドリストまで楽しく学べます。フィールドワークのお供にもどうぞ!

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九州文学 580号:2022年秋・冬号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/231ぺージ/本体1000円+税)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し,82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』580号。
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九州文學は1938年(昭和13年),福岡県を中心に活動する火野葦平,劉寒吉,岩下俊作,原田種夫らによって創刊。以来,昭和・平成・令和と継承されていき,詩,俳句,小説と多くの作家が切磋琢磨して,創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ,今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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地方創生時代の「民謡」づくり:久留米大学チクゴズの記録』
神本秀爾編著

(A5判/並製本/110ぺージ/本体1200円+税)

すべての地元は世界の中心
グローバル時代に地域の「民謡」をつくる!

本書は,久留米大学・神本ゼミを中心に2016年度から行われた地方創生プロジェクト「チクゴズ」6年間の記録。学生,地域の人,ミュージシャンらが一緒になって,主に地元・筑後地域をテーマに楽曲・映像を制作し,地方(地域)に活力をもたらすことを試みた。

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在日。:「複眼思考」で生きる』
朴 仙容著

(四六判/並製本/188ぺージ/本体1500円+税)

悩める在日三世の君へ。
四世、五世へとつなぐために、
君たちの拠って立つところを、
私と私の家族のことを通して記しておきたい。

*『東洋経済日報』のエッセイ欄(2013〜22年)寄稿60篇ほか
 「在日三世の必読書」等収録

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大杉栄と伊藤野枝』
示車右甫編

(品切れ)

大正期,社会主義・女性解放運動の先頭に立ち,因襲から抜けだそうともがき駆け抜けた大杉栄と伊藤野枝。本書では主に,二人と『青鞜』を創刊した平塚らいてうが残した文章を選集し,彼らの思想と生き方を辿った。
【詞華集から浮かび上がる その思想と生き方】

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山頭火のあっかんべー』
吉田正孝著

(四六判/並製本/280ぺージ/本体1700円+税)

一夜、夢枕に山頭火が立った。
盛んに手招きする。追いつこうと必死で歩くのだが、
いつまでたっても追いつけない。
こちらの息使いが荒くなる。山頭火が言う。
「ここまでおいで」
【生誕140年、山頭火行脚の記録】

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キリスト教美術をみとく:イエス・キリスト,聖母マリア,諸聖人
〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
山尾彩香編
西南学院大学博物館発行

(A5判変型/小口折並製本/48ぺージ/カラー図録/本体600円+税/2022.9刊)

ヨーロッパにおける美術の主流であるキリスト教。その文化や芸術は1500年以上にわたり布教とともに各地で受容され,多種多様に発展してきた。キリスト教美術はポイントをつかめば「なに」が描かれているのかが分かる美術。本書ではイエスやマリアの生涯に沿って場面ごとに資料を見解き,その芸術を味得するポイントを分かりやすく伝える。
【2022年度西南学院大学博物館企画展U図録】

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福岡地方史研究 第60号』
福岡地方史研究会編・発行
(A5判/並製本/159ページ/本体1500円+税/2022.9刊)

福岡地方史研究会の年1回の会報誌。
特集は「玄界灘の古代史」。
北部九州の西北部沿岸に広がる玄界灘およびその沿岸地域の歴史・考古・民俗に焦点を当てる。
また追悼特集として、秀村選三先生、藤本隆士先生、辻厚治先生への追悼文を収録。

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我が父の記』
木村光男著

(A5判/並製本/128ぺージ/本体1500円+税/2022.9刊)

父の作った納屋の屋上の涼み台
そこに寝転んで眺めた星空から
私の読書と思索の遍歴が始まった──

運命を引き受け、苦難の一生を全うした父、
青春期の放浪を経て、中学・高校教師として生きた私。
生活の達人としての父の偉大さ、そして二世代八十年を脈々とつなぐもの。
父・子の句集を収録。

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また田舎日記』
光畑浩治著

(A5変型判/並製本/240ぺージ/本体1800円+税/2022.8刊)

【田舎日記シリーズ第6弾!】
田舎には隠れた遺産が眠り,知ることは暮らしに繋がる。
郷土の下枝董村,末松謙澄,竹下しづの女,小宮豊隆,富島健夫をはじめ歴史に埋もれた殉職者,忘れられた歌人や俳人,女乞食など──隠れた大事なヒト,モノ,コトを掘り起こして京都の地から伝えたい。今を生きる糧になる108話。

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[詩画集]とうさんがアルツハイマーになった :多桑譚』
詩・絵 龍 秀美

(B6判/小口折り並製本/64ぺージ/本体1200円+税/2022.8刊)

「でも、アルツハイマーって意外とたのしい」
母が倒れ、父がアルツハイマーと診断されて始まったふたり暮らし。てんやわんやの毎日は、思いがけず楽しいものだった。やわらかに老いてゆく中で、これまでほとんど語ってこなかった、遠い記憶であるはずの故郷・台湾の断片がふとした瞬間に現れ、新たに父を発見する日々。
父の日常を描きとめたスケッチに台湾の風物画を織り交ぜ、詩と言葉を添えた。父と私の10年。著者はH氏賞詩人。

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藍のおもかげ:澁谷繁樹遺稿集』
澁谷繁樹著/岡田哲也編

(四六判/上製本/396ぺージ/本体3000円+税/2022.8刊)

本書は、南日本新聞社記者・澁谷繁樹氏(1952.4.11〜2021.8.20)が執筆した主要な記事原稿をまとめたもの。第1部の「薩摩義士たどり語り 宝暦治水二百五十年」(連載91回)では、薩摩藩が幕府に命じられて行った揖斐、長良、木曽、三河川の治水難工事の歴史をたどる。その他、南日本新聞コラム「風向計」「南風録」など、“ワイルドでダンディ、薬味のきいた遺文のかずかず”を収録。

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革命家・源頼朝:隷属から「一所懸命」確立へ』
岩山 治 著

(A5判/並製本/288ぺージ/本体2000円+税/2022.7刊)

鎌倉幕府の創設は、日本で唯一の、日本人による革命であった──。
源頼朝の歴史的業績と人物像を可能な限り史実に沿って描き、さらには、源頼朝と頼朝を擁して立ち上がった坂東武者から今の私たちが学ぶべき教訓を提示する。
【史伝小説】

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赤間茶屋「あ三五」そば歳時記』
磯部久生 著

(A5判変型/小口折並製横綴じ/224ぺージ/本体2500円+税/2022.7刊)

本書は、「日本そば新聞」に平成16年6月から平成24年12月までに連載した百話を、二十四節気にそってまとめたもの。お品書きのあれこれや、季節の膳、日本の風俗、愛すべきお客様たちとのやりとりなど、「あ三五」の台所を垣間見ながらお楽しみいただけます。 

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九州文学 579号:2022年夏号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/216ぺージ/本体1000円+税/2022.6刊)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し,82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』579号。
 **
九州文學は1938年(昭和13年),福岡県を中心に活動する火野葦平,劉寒吉,岩下俊作,原田種夫らによって創刊。以来,昭和・平成・令和と継承されていき,詩,俳句,小説と多くの作家が切磋琢磨して,創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ,今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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印刷文化の黎明:インキュナブラからキリシタン版まで〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
下園知弥・勝野みずほ編
西南学院大学博物館発行

(A5判変型/小口折並製本/48ぺージ/カラー図録/本体600円+税/2022.6刊)

活版印刷術の発明以降1500年までに印刷された書物(インキュナブラ)は,印刷本と写本の両方の性質を併せ持っていた。ヨーロッパの諸都市に伝播した活版印刷術は,1590(天正18)年,ヴァリニャーノの発案によって日本にもたらされ,1610年頃までに50タイトル以上の書物が印刷されたと考えられている。変化していく書物のすがたを通し,西洋印刷文化の黎明期に迫る。【2022年度西南学院大学博物館企画展T図録】

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殉義の星と輝かん:百年生きる「解放歌」と柴田啓蔵』
森山沾一・和智俊幸・横田 司・坂田美穂 著
公益社団法人福岡県人権研究所(柴田啓蔵プロジェクト)発行

(A5判/並製本/172ぺージ/本体1600円+税/2022.5刊)

《全国水平社・全九州水平社創立百周年記念出版》
「あの夜空の星の輝きのように 我々は正義に殉じた光り輝く一生を送ろう」

被差別部落解放運動関係者に歌い継がれている「解放歌」は,福岡県出身で,全九州水平社設立の主導者でもあった柴田啓蔵(1901〜88年)により作詞された。「水平社宣言」からも刺激と影響を受け,部落解放・人間解放の願いが込められた「解放歌」の成立過程と数奇な運命をたどる柴田の生涯を,当時の時代と社会的背景の中で明らかにする。

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負け戦でござる。:北九州豊前国敗者列伝』
小野剛史著

(四六判/並製本/220ぺージ/本体1600円+税/2022.5刊)

豊前国はその歴史の中で、数多の敗者を生み出してきた。そのほとんどが、歴史の闇に埋もれかけている名も無き人物たち。
本書で紹介する12人の敗者たちの負け方は一様ではない。華々しく散った者もいれば、無様な最期を遂げた者もいる。豊前国で生まれた者、死んだ者、豊前国を通過した者。
12の物語は時代を超えて繋がり、豊前国史の実相が浮かび上がる。 

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詩集 犬 un perro』
岡本哲史著

(A5判/上製本/240ぺージ/本体2500円+税/2022.5刊)

市民社会の寂寞と
愛と夢幻を蕭々と歌う
珠玉の詩三十八篇

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食の人文学ノート:日韓比較の視点から』
朝倉敏夫著

(A5判/並製本/256ぺージ/本体2000円+税/2022.4刊)

「食」の学びの楽しさ,面白さをガイドする。
日韓の文化比較,特に韓国の食文化研究の第一人者が,様々な文献や新聞記事などを紹介しながら,日本の「食」を概観。
さらに日韓の食の比較を通して、異文化・自文化を知る楽しさを伝える。

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また、いつか。:葬儀司会者が見た人生・愛・終活』
内野順子著

(四六判/並製本/224ぺージ/本体1500円+税/2022.3刊)

心に残る忘れられない場面や、現場から見た葬儀の舞台裏、
人生終末期に向けての終活のすすめ方など、
さまざまな“さよならの形"を見守ってきた著者が綴るエッセイ。

いざという時に戸惑わなくていいように、後悔せずに生きるために。
ご葬儀や終活を日頃から身近なものとして受け止められるように、
基本的な知識や最近の事情も楽しく伝える。

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九州文学 578号:2022年春号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/228ぺージ/本体1000円+税/2022.2刊)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し、82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』578号。
 **
九州文學は1938年(昭和13年)、福岡県を中心に活動する火野葦平、劉寒吉、岩下俊作、原田種夫らによって創刊。以来、昭和・平成・令和と継承されていき、詩、俳句、小説と多くの作家が切磋琢磨して、創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ、今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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少年が見た戦争:私の戦中・戦後体験記』
井原 浩 著

(四六判/並製本/208ぺージ/本体1500円+税/2022.1刊)

小学1年で満州に渡り、14歳で敗戦。
「忠君愛国」教育、戦争の悲惨と残酷、旧植民地での難民生活、
そして福岡引き揚げ後の苦難体験までをつぶさに記す。
「戦争ができる国づくり」が進むことに危機感を抱いて綴られた、
最後の戦争体験記。

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森里海を結ぶ4 いのちの循環「森里海」の現場から:未来世代へのメッセージ72』
田中 克=監修
認定NPO法人シニア自然大学校地球環境自然学講座=編

(A5判/並製本/352ぺージ/本体2500円+税/2刷/初刷2022.1刊行)

地球環境のために今、一人ひとりができること
《森里海のつながり─いのちの循環》をテーマに、自然・生き物と向き合う72名の講師による現場からのメッセージは、自然と社会の“再生”に向かう大きな道しるべとなる。各地の現状を知り、自然環境、生物多様性、持続可能社会の源となる“つながり”の大切さを考える入門講座。
■シニア自然大学校地球環境自然学講座(2015〜18年)の書籍化

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長溥の悔恨筑前黒田藩「乙丑の獄」と戊辰東北戦争
池松美澄著

(四六判/並製本/214ぺージ/本体1500円+税/2021.12刊)

日本の「開国」は、あれでよかったのか。
昨夜まで攘夷、天誅を叫び、会津を始めとする忠義の臣民を非道に殺戮しながら、夜が明けるや卑しいまでの西洋崇拝。薩長中心の専制を冷ややかに見ながら、藩主黒田長溥は悔いる。
月形洗蔵、加藤司書らが在れば、新しき政治の中枢に加わり真っ当な国の礎となったのではないか──。
悲憤の歴史小説。

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わたつみの雄・阿曇族』
示車右甫著

(A5判/並製本/112ぺージ/本体1500円+税/2021.12刊)

建武中元2年(西暦57)、倭奴国王綿積氏は
後漢に奉貢朝賀し、光武帝は印綬を賜った。
即ち「漢は奴国王に委ねる」と──

古代史に勇名を馳せた阿曇氏は、白村江での大敗を最後に『日本書紀』からその名を消し、
志賀島北部の山嶺に沖津宮を築きわたつみ三神を祀った。
《史料に残る阿曇族の痕跡を現代までたどる》

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[新版]フジタよ眠れ:絵描きと戦争』
菊畑茂久馬著

(四六判/上製本/244ぺージ/本体2500円+税/2021.11刊)

「戦後」は乗り越えられたか──戦争画論、四十四年ぶりの復刊
戦後長らく忌避・隠蔽されてきた藤田嗣治ら描く「戦争画」の謎に肉薄し,絵画表現についての自立した批評を鋭く問い続けた画家・菊畑茂久馬の代表的著作を復刊。山本作兵衛炭坑画についての初論考も収録。傑作連続エッセイ「南国狂歌」を付す。

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宣教師とキリシタン:霊性と聖像のかたちを辿って〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
下園知弥・宮川由衣編
西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/80頁カラー図録/本体1000円+税/2021.11刊)

16世紀,イエズス会はカトリック神学の教育を実践しその霊性を伝えたが,その宣教活動では聖像画(キリストや聖母子の聖像)が重要な役割を果たした。その後,禁教下にキリシタンによって継承された聖像は各地域固有の信仰のかたちをうつしだしている。
日本にもたらされたキリスト教の霊性と聖像のかたちを辿り,この地に息づく日本のキリスト教信仰を見つめる。
【2021年度西南学院大学博物館特別展U図録】

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満干の潮の研究:福岡県北九州市小倉南区の間欠冷泉』
藤井厚志著

(B5判/上製本/64ぺージ/本体3000円+税/2021.10刊)

伝承とともにあった満干谷の間欠冷泉を足掛け35年研究した著者。
古老の残した言葉「満月の満潮に満ちる」は自然の不思議さを実感させ,感激させるものだった。不思議な間欠泉の仕組みを解明し,その全体像を全ての観測データと解析結果をまとめたDVDを添え紹介する。水文地質学のおもしろさと魅力に満ちた本。

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九州文学 577号;2021年秋・冬号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/232ぺージ/本体1000円+税/2021.10刊)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し、82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』577号。
 **
九州文學は1938年(昭和13年)、福岡県を中心に活動する火野葦平、劉寒吉、岩下俊作、原田種夫らによって創刊。以来、昭和・平成・令和と継承されていき、詩、俳句、小説と多くの作家が切磋琢磨して、創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ、今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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大樟の里/田舎日記』
書:嶋田徳三 画:嶋田 隆 短歌:嶋田洋子 文:光畑浩治
(A5判/並製本/240ページ/本体1800円+税/2021.9刊)

《田舎日記シリーズ第5弾》
京築の豊かな文化的土壌から生まれた
郷土の遺産、嶋田家の〈書・絵・短歌〉と
光畑浩治「田舎日記」エッセイ108話のコラボ。

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長崎口と和華蘭文化:異文化のさざ波〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
迫田ひなの・早田萌編/伊藤慎二・下園知弥監修
西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/58ページ★特別折込/本体1000円+税/2021.9刊)

近世において長崎は,オランダや中国との唯一の交易の場となり,その中心である出島と唐人屋敷は,文化流入の最前線であった。異文化のさざ波に洗われた長崎は,人々の営みの中に異文化を受容する土壌を培い,「和華蘭文化」と呼ばれる独自の文化を花開かせることとなった。その足跡を図版とともに紹介する。
【2021年度西南学院大学博物館特別展T図録】

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福岡地方史研究 第59号』
福岡地方史研究会編・発行
(A5判/並製本/148ページ/本体1400円+税/2021.8刊)

福岡地方史研究会の年1回の会報誌。特集は「戦争の福岡」。
戦争の福岡:火野葦平を通して、福岡県戦争遺跡調査について、軍都・小倉市の建物疎開、西伯利<シベリア>出兵史話、少国民の労働戦士聞き書き、福岡陸軍墓地、陸軍と特別大演習と福岡など。

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詩画集 春は自転車に乗って』
岡田哲也著/横手じゅんこ画

(B5判変型/上製本/32ぺージ/本体2000円+税/2021.7刊)

パパとハッパ、ふたりでおんぼろ自転車にのれば、
カッパに出会ったり、カバになったり、
なんだか楽しい田舎道
詩人の“美味しい”言葉と、レトロな薫りの貼り絵で、自転車を讃える。
「自転車(チャリ)と 戦争は あと千年ほろばない
美味しい言葉がつづる自転車しま唱歌!」
★「ともだちゃりの歌」併録

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九州文学 576号;2021年夏号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/184ぺージ/本体1000円+税/2021.6刊)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し、82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』576号。
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九州文學は1938年(昭和13年)、福岡県を中心に活動する火野葦平、劉寒吉、岩下俊作、原田種夫らによって創刊。以来、昭和・平成・令和と継承されていき、詩、俳句、小説と多くの作家が切磋琢磨して、創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ、今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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金のオタマジャクシ、そして感性の対話:世界に音楽が必要な理由』
近藤 薫 著
(四六判/並製本/300ぺージ/本体2200円+税/2021.6刊)

ヒト,社会にとって芸術とは何か。生きることに音楽は不要なのか──。
認知能力のみで閉じられた状態から,感性を開き,芸術を表出させ問いつづけること。
それこそが未来へのキーワード。
音楽家が体験する奇跡の世界,東大先端研での取り組みについて紹介し,感性について各分野第一人者らとの対談,好評連載エッセイを収録する。

★東京フィル・コンサートマスター近藤薫氏著作の初の単行本化

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威風凛々 烈士 鐘崎三郎』
鐘崎三郎顕彰会編集委員会編
鐘崎三郎顕彰会発行

(A5判/並製本/414ぺージ/本体3000円+税/2021.4刊)

明治24年,運命に抗うように上海に渡り,時代に翻弄され,26歳で落命する鐘崎三郎の人物像と,彼を見守った多彩な人士たちの記録。
明治の近代精神に燃えて大陸に渡った若き鐘崎三郎(福岡県出身,1869−94)。日清貿易研究所で学び,商店経営を実践,各地を旅して経済交流の最前線に立つも,1894年,日清戦争が勃発。陸軍に通訳官として派遣されて捕縛,刑場に散る──。
【『烈士の面影』(大正13年刊)・『烈士 鐘崎三郎』(昭和12年刊)両書にその後の記録を加え増補再刊】

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ユダヤ教の祝祭:ジュダイカ・コレクション〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
山尾彩香編/伊藤慎二監修
西南学院大学博物館発行
(A5判変型/小口折並製本/40ページ/本体600円+税/2021.3刊)

ジュダイカとはユダヤ教の祭具等の総称であり,優れた美術工芸品を指す言葉でもある。イスラエルほか各地で蒐集した貴重な「関谷コレクション」(西南学院大学博物館所蔵)を通して、ユダヤ人の信仰の源であり、日々の営みと深い繋がりをもつユダヤ教の祝祭を紹介する。 
【2021年度西南学院大学博物館企画展図録】

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九州文学 575号;2021年春号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/248ぺージ/本体1000円+税/2021.3刊)

火野葦平や劉寒吉らを輩出し、82年の伝統を持つ九州発信の文芸誌『九州文学』575号。
 **
九州文學は1938年(昭和13年)、福岡県を中心に活動する火野葦平、劉寒吉、岩下俊作、原田種夫らによって創刊。以来、昭和・平成・令和と継承されていき、詩、俳句、小説と多くの作家が切磋琢磨して、創り上げてきました。2020年7月より第八期として新しく船出し本誌もリニューアル。80年の伝統を守りつつ、今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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『百年経ったら逢いましょう』
燒吾朗詩集

(B5変型判/小口折り/120ージ/本体2000円+税/2021.2刊)

混沌と騒然の中に
異形の無垢を探し求めていくが如き話法は
独自のフォルムの徹底と相俟って
現実のすぐ向こう、another skyへと我々を誘う─
『日曜日の心中』に続く第二詩集

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龍秀美詩集TAIWAN(中文版)』
龍秀美著/金培懿訳

(A5変型判/並製本/168ページ/本体2500円+税/2021.1刊)

日本と台湾──二つの祖国を持つ詩人・龍秀美の
第50回H氏賞受賞作『詩集TAIWAN』を、新たに台湾師範大学教授・
徐国能氏、詩人・片岡文雄氏ほか序文、訳者・金培懿氏の解説、
および著者の自作解説を付し、日・中完全併訳で刊行。

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伝えられた「日本」:地図にみる日本のすがたとその変遷〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
鬼束芽依・早田萌・迫田ひなの編/宮崎克則・下園知弥監修
西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/56頁/本体1000円+税/2020.12刊)

地図は文字よりも早く誕生したといわれ,正確な測量法に基づいて製作されるようになるまでは人々の世界観や宗教観を強く反映するとともに,目的に合わせてさまざまな種類のものが製作されていた。
マッパ・ムンディ(西洋中世の世界地図)から伊能図まで,国内外で描かれた地図を通して,地図に描かれた「日本」を紹介する。
【2020年度西南学院大学博物館特別展図録】

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令和田舎日記』
光畑浩治著

(A5変型判/並製本/392ぺージ/本体2000円+税/2020.12刊)

めぐりくる季節に、日々の変化の新鮮さを感じる田舎暮らし。
ふるさと京築〈けいちく〉は、掘れば意外にお宝が隠れていたり。
時代が移り変わっても、大事に語り継ぎたいヒト、モノ、コトの数々。
日めくり発見、365話。
「田舎日記シリーズ」4作目!

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還暦からのヒマラヤ探訪記:総延長2700キロのトレッキング全行程』
大矢統士著

(A5判/並製本/338ページ/本体2200円+税/2020.11刊)

神々の座と秘境に生きる民に導かれて。
61歳にて,長年夢見たチベット・ヒマラヤへ。以降,12年の歳月をかけて,ネパールを中心とするヒマラヤ山脈のほぼ全域を踏破──。圧倒的に厳しく美しい自然の表情とそこに生きる人々の温かくて深い瞳の色に出逢う,感動の山旅の記録。

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九州文学 574号;2020秋・冬合併号』
九州文学同人会編・発行

(A5判/並製本/272ぺージ/本体1000円+税/2020.11刊)

九州文学は1938年(昭和13年)、福岡県を中心に活動する火野葦平、劉寒吉、岩下俊作、原田種夫らによって創刊された伝統ある文芸誌。2020年7月より第八期として新しく船出し、本誌もリニューアル。今後も豊かな言語芸術を志して参ります。

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村上仏山と水哉園:新発見資料と郷土の文献
城戸淳一著

(四六判/上製本/286ページ/本体2000円+税/2020.9刊)

村上仏山は福岡の幕末の漢詩人・教育者。私塾水哉園は全国的にも知られ門弟三千人を超え,末松謙澄,吉田健作・学軒,安広伴一郎,杉山貞ら優れた人材を輩出した。新発見の水哉園「席序」,義弟宛書簡など一次資料から事蹟と交流を辿り,近代文学・教育史を研究する。

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絵本『バケツくんのお話』
阿蘇丘光耶著/有限会社みなさま発行

(A5判変型/上製本/16ページ/本体1000円+税/2020.9刊)

くまさんとバケツくんのあたたかな日々── ★英文付き
小川からお家まで,てんびんぼうで二つのバケツと水汲みをしているくまさんがいました。
ひび割れたバケツ・ドロップくんは,お家に着くとお水が半分になっていました。
「ぼくは,半分しかお仕事ができていない……」
2年経ったある日,くまさんに悩みを打ち明けると……

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維新秘話・福岡:志士たちが駆けた道』
浦辺 登 著

(A5判/並製本/200ページ/本体1800円+税/2020.9刊)

幕末・維新の事跡を福岡県内に尋ね歩き,多くの秘話・史跡を紹介。
勤皇派・佐幕派ともに有為な人物が数多落命した福岡の幕末・維新。要衝にあり諸国の志士が往来したこの地を舞台に、埋もれた史実を掘り起こし、明治維新の全体像を捉えなおす。
★「読売新聞 」福岡版連載の「維新秘話福岡」に増補加筆。待望の単行本化!

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福岡地方史研究 第58号』
福岡地方史研究会編・発行
(A5判/並製本/168ページ/本体1500円+税/2020.9刊)

特集は「太宰府再考」。元号「令和」の公表以来、太宰府は全国レベルに格上げされた。『万葉集』(巻五)梅花の宴序から採用された「令和」は、遠のみかど太宰府を聖地に変えたが、元々太宰府は奈良の都に次ぐ大都市だった。現在でも市域の15%が史跡である太宰府の古代から近代に至る歴史を再考し、〈令和の聖地〉を多角的に立体的に具象的に、歴史研究の手法で復元する。
【特集】大伴旅人の館跡(大宰帥公邸)を探る/北野天満宮の伝説を考察する/幕末太宰府と志士 松屋・栗原孫兵衛/案外わがままだった太宰府の五卿:御笠郡乙金村の大庄屋・高原家の記録/太宰府の史跡と絵葉書、ほか

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『「ある女工記」DVD BOOK:葉山嘉樹『淫売婦』、小説から映画へ 』
西谷 郁 編

■DVD制作・著作:球フィルムス/映画「淫売婦(仮)」製作委員会
■協力:三人の会/福岡県人権研究所
(A5判変型/並製本・DVD付き/56ページ/本体3500円+税/2020.9刊)

葉山嘉樹「淫売婦」初の映画化。コルカタ国際短編映画祭特別賞、ニース国際映画祭主要5部門ノミネートなど国際映画祭で高い評価を受けた福岡発の映画が遂にDVD化。映画鑑賞の手引きともなる解説・論考及び原作「淫売婦」、「セメント樽の中の手紙」を収録したブックレット。

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京築の文学群像』
城戸淳一著

(四六判/上製本/328ページ/本体2000円+税/2020.8刊)

多彩な思潮と文学作品を生み出してきた京築地域(北九州市南東部、行橋市、豊前市、京都郡、築上郡)。
江戸後期の村上仏山から、末松謙澄、吉田学軒、堺利彦、葉山嘉樹、火野葦平、松本清張など21名の文学者を取り上げ、その文学的人脈と文献を紹介する。郷土への深い愛情と半世紀を超える研究とが織り成す書。

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九州・沖縄の巨樹:遥かなるいのちの旅』
榊 晃弘写真集

(A4判変型/上製本/128頁/本体4000円+税/2020.7刊)

東日本大震災/福島原発事故を契機に、九州・沖縄に現存する巨樹を尋ね歩いて十年。
天変地異や戦争にも耐え、何百年、何千年と同じ場所に佇み、
人々の喜怒哀楽をずっと見つめてきた歴史の証言者・巨樹。
その千姿万態、それぞれの遥かなるいのちの旅を伝える写真集。九州・沖縄の巨樹100。

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戦前期南氷洋捕鯨の航跡:マルハ創業者・中部家資料から』
岸本充弘編

(B5判/並製本/216頁/本体2000円+税/2020.5刊)

昭和15年10月、太平洋戦争開戦直前の緊迫した情勢の中、日本から南氷洋に出漁した第二日新丸船団の事業部長・中部利三郎が記した「漁場日誌」が奇跡的に発見された。外国や他社船団と激しく競合しながら指揮・操業した半年間の記録を中心に、旧大洋漁業の戦前の商業捕鯨に関する貴重な一次資料を初めて紹介する。

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「教育労働者」という生き方:自分を守り子どもたちを守るために』
岩山 治 著

(A5判/並製本/352ージ/本体1700円+税/2020.3刊)

教師よ,諦めるな! 道はきっと拓ける─私の体験的「公教育」論
様々な矛盾や問題点を孕んでいる現在の教育制度と教育現場において,教師の負担は過酷さを増している。教師自身が労働者として変革していかなければ何も変わらない──。公立中学校教諭38年間の体験をも踏まえ,これからの教師の在り方,考え方を率直に議論する。

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日朝交隣外史ノート』
示車右甫著

(四六判/上製本/416ページ/本体2200円+税/2019.12刊)

混沌とした「倭」の時代から1910年の「日韓併合」まで──
相剋しつつもなお対等の交隣関係を求め続けてきた日朝両国2000年の歴史を通覧する。

誠信の交わりと申す事人々申す事に候らえども、多くは字義を分明に仕らざる事これあり候。誠信と申し候は実意と申す事にて、互いに欺かず争わず、真実を以て交わり候を誠信とは申し候。(雨森芳洲『交隣提醒』より)

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平成田舎日記』
光畑浩治著

(A5判変型/並製本/392ページ/本体2000円+税/2019.12刊)

時代がめぐっても語り継ぎたいことがある。
ふるさと京築のこと、埋もれた歴史、忘れられた人々、
文学、歌心、言葉遊び、世相……。
一話千字の三六五話を書き連ねてみれば、
平成の世も人も、いみじうあはれにをかしけれ。
隠れたもの・忘れたもの・大事なものに光をあてるエッセイ。
【田舎日記シリーズ第3弾】

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聖母の美:諸教会におけるマリア神学とその芸術的展開〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
下園知弥編/宮崎克則監修
西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/80頁/本体1000円+税/2019.11刊)

聖母は何故、美しいのか──。キリスト教はその歴史の中で、聖母マリアを主題とした数多くの芸術作品を生み出してきた。時代や地域、教派によって多様なそれらの作品の根幹には、マリア神学(Mariology)がある。聖母マリアとは何者なのか、なぜ崇敬され、どのように表象されてきたのか。聖母芸術を神学思想とともに辿り、普遍的に継承される聖母の美の本質に迫る。
【2019年西南学院大学博物館特別展U図録 聖母の美:諸教会におけるマリア神学とその芸術的展開】

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帝国日本の植民地を歩く:文化人類学者の旅ノート』
崔吉城著

(四六判/並製本/192ぺージ/本体1600円+税/2019.10刊)

忘れたい過去,受け入れ難い遺産を,どう処理すればいいのか。
憎しみ(反日感情)や英雄(殉国者)はどのように作り出されるのか─。
日韓の狭間に生きてきた文化人類学者が,かつての植民地で見聞きし考えたこと。

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Blessing 光の天主堂』
中山亜紀写真集
(A5判横綴じ/並製本/128ぺージ/本体2000円+税/2019.9刊)

聖なる光を求めて教会をめぐり
天空の輝きの先に見つけたBlessing(祝福)
これらの写真は,永遠の光を灯すことを許された
神様からの贈り物──【写真家】川上信也

長崎,五島,平戸,島原・雲仙,佐世保,天草,福岡にのこる約50カ所の天主堂を収録。
8年の歳月をかけた珠玉の写真集。
●世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の地もめぐっています。

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いのち輝く有明海を:分断・対立を超えて恊働の未来選択へ 森里海を結ぶ[3]』
田中 克 編
(A5判/並製本/312ぺージ/本体2000円+税/2019.9刊)

国営諫早湾干拓事業は1997年の潮受堤防閉切により,深刻な「有明海異変」を引き起こし,その後の訴訟の乱立では相反する司法判断により地域社会は分断され混迷を極めた。
行政と司法に翻弄され対立せざるを得ない状況に置かれていた漁業者と農業者,そして地域社会が恊働し,未来世代のために諫早湾,有明海,干拓農地,多良山系の多様な生きものの命を育み,自然の循環を基盤にした持続可能社会をつくることはできないだろうか。
自然科学,社会・経済学などの研究者,有明海に生きる人々の知見を結集し,総合的に有明海問題の理解を進め,有明海問題の本質と未来を考える。
【元NHKニュースキャスター/NPO法人ガイア・イニシアティブ代表 野中ともよ氏推薦】


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中国D級グルメの旅』
高倉洋彰著

(四六判/並製本/192ぺージ/本体1600円+税/2019.8刊)

考古学者が“発掘”したD級(デラックス)グルメ。食の異文化体験記。
市場、露天屋台、町の食堂、家庭の食卓などで出会った、安くて美味しくて満腹になる庶民の味。
米、麺、あらゆる動物、山海の珍味、昆虫……どんな食材でも、驚きの調理法で美味しく味付けをされ卓に並ぶ、奥深く多様な中国食文化への招待。

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福岡地方史研究 第57号』
福岡地方史研究会編・発行
(A5判/並製本/166ページ/本体1500円+税/2019.8刊)

特集は「東アジアの中の福岡・博多V」。北部九州は、地政学的な観点から見ても、大陸と韓半島に影響されざるを得ない宿命にある。東アジアの中の大陸と半島と列島は、交流し衝突し離反し対立するという歴史を刻んできたが故に、その親近性は憎悪や蔑視や韜晦以上に密なのである。…(司)
【特集】名島・雁ノ巣飛行場と福岡市/幻のオリンピック・ガネフォ/前畑遺跡(筑紫野市)と大宰府防衛:元寇に備える防衛拠点侍島の考察/在野の碩学・中島利一郎:「令和」改元を機に「光文事件」をふりかえる/一〜三世紀の倭人と倭種について:「魏志倭人伝」を読む/百済紀行(上):日韓交流の記憶を求めて、ほか

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白夜のティータイム:日本とスウェーデンの移植医療と社会』
高井公雄著

(四六判/上製本/290ぺージ/本体1500円+税/2019.8刊)

人生の転機となったスウェーデン留学時代の様々な見聞と経験をもとに
超高速で高齢化が進む日本の社会と医療システムを考える。
【大好評『白夜の病棟日誌』(2017年)を補訂新編】

●赤間神宮名誉宮司・水野直房氏推薦
「老いるのは誰しも好きではないが、一方では老いる人生の喜びがあるのではないか──。この本いはそんな想いとヒントが詰まっている」

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山頭火の放浪・山頭火への旅』
吉田正孝著

(四六判/並製本/216ページ/本体1500円+税/2019.8刊)

「どうせ私は下らない人間だから、下らなさを発揮するのがよいと思ふけれど。」
その独自の句を産み出すために彼はどれほどの生命の燃焼を必要としたか──。
山頭火の放浪を福岡県糟屋郡・宗像市に辿り、山頭火の人生を熊本(日奈久・人吉)・山口(防府・岩国)・信州伊那にて追体験する。
山頭火へのオマージュにして、最良の案内書。

詳細はこちらへ。

 


『土と生きる:川辺川ダム水没予定地に暮らし続けた夫婦』
小林正明写真集

(大スキラ判/上製本/96頁/本体4400円+税/2019.7刊)

「自分のふる里は 売りたくはない。捨てたくもない。」(尾方茂さんのメモから)
建設計画発表から半世紀、事実上の中止から10年。川辺川ダムの水没予定地・熊本県五木村頭地に暮らし続けた尾方夫妻を追った写真集。

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明治日本とキリスト教:蒔かれた種〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
宮川由衣編/宮崎克則監修
西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/64頁/本体1000円+税/2019.7刊)

黒船来航によって西洋近代と対峙し、急速に近代化が進められていく中でキリスト教は伝播した。宣教師によって蒔かれた種が教育、文化、そして社会福祉といった様々な分野で花咲き、実っていく様子を資料とともに辿り、新島襄や津田梅子、西南学院の礎を築いた波多野培根などをコラム・論文で紹介。日本の近代とキリスト教を問う。
【2019年西南学院大学博物館特別展T図録 明治日本とキリスト教─蒔かれた種─】

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小倉藩の逆襲:豊前国歴史奇譚』
小野剛史著

(四六判/並製本/232ページ/本体1600円+税/2019.7刊)

宮本武蔵から坂本龍馬まで──無類に面白い昔の小倉。
毛利元就、細川忠興、小笠原忠真、高杉晋作,島村志津摩、小宮民部など
豊前国小倉藩をめぐる人々の二十四の物語。
『豊前国苅田歴史物語』につづく豊前国歴史シリーズ第二弾!

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筆で書くハングル ハングル書芸』
李安子著

(A4判/並製本/144ぺージ/本体3300円+税/2019.6刊 ★品切れ)

韓国の伝統「ハングル書芸」を楽しく学ぶ。
ハングルを筆で書く技法や文字の構成、
四つの書体(板本体、正字体、フルリム体、民体)の特徴を解説。
各種手本には、それぞれハングルの読み方と日本語の意味を付す。
語句のほか挨拶文や諺、時調、詩など具体的な用例や作品も多数紹介する。

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熟年を生きる:学問と人生のはざまで』
徳本正彦著

(四六判/上製本/400ぺージ/本体2000円+税/2019.5刊)

「教えるとは共に希望を語ること 学ぶとは真実を胸に刻むこと」(ルイ・アラゴン)
卒寿を迎えようとする政治学者が,人間の学であり万人の学たる政治の学を見据えつつ,退職を挟む熟年期40年間を生きてこその人生の奥行きとその味わいを率直に伝える。
熟年期の存在証明たる政治学論文と人生の滋味を伝えるエッセイ。

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雑草にも名前がある:一人の中学教師・植物採集家の足跡』
益村 聖 著

(四六判/並製本/226ページ/本体1500円+税/2019.5刊)

「どんな個体も生物多様性における一存在である」
中学校教師としての35年間,そして半世紀を超える植物採集家としての足跡。
一枚の葉から植物名を検索する画期的な花図鑑と葉脈・茎・根の細部まで表現した原色図譜で知られる著者が,今,書き遺しておきたいこと。

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谺せよ』
多田薫句集/多田孝枝編

(四六判/上製本/194ページ/本体2000円+税/2019.2刊)

命響き合う、空へ──
少年の如き天真なる直覚、
人の世の哀歓に寄り添う稟性、そしてどこまでも真っ直ぐな俳句への愛。多田薫の句業。

全山の木の実降らせよ谺せよ
風花と唇合うて仰ぐ空
ぶらんこに立つてこぐ子のひざのばね
薫風やブロッコリーのやうな森

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『日曜日の心中』
燒吾朗詩集
(B5変型/小口折り/136ページ/本体2000円+税/2019.2刊)

整然たる錯乱、とでも評したいほどの
言葉とイメージの奔流の直中に浮かび上がる
愛と孤独のレッスン
そして〈世界〉との渡り合い方──
著者初の日本語詩集

*英語と日本語の両方で詩作を続けており,これまで米国のBlazeVOX社より英語詩集を3冊出版する。


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清正公の南蛮服:大航海時代に渡来した一枚のシャツの物語』
伊藤なお枝著

(四六判/並製本/264ページ/本体1700円+税/2018.12刊)

加藤清正公所用の南蛮服──それは勇猛な戦国武将の印象を覆し、豪華ないわゆる“南蛮服”のイメージともかけ離れたものだった。シャツに導かれその来歴や国内外の時代背景、清正の生涯と熊本のゆかりの地を辿ることで見えてきた、その孤独と壮大な海外交易構想の夢。

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修猷館投石事件:明治二十四年、中学校と軍隊の衝突』
水崎雄文著

(A5判/並製本/160ページ/本体1700円+税/2018.11刊)

福岡藩の藩校を源流とし、創設(一八八五)時より全国でも稀な英語正則授業を行っていた修猷館。明治二十四(一八九一)年の春、一つの投石をめぐって、尋常中学修猷館と福岡歩兵第二十四連隊が衝突、中央政界をも巻き込んで、「立憲主義」と「天皇の軍隊」の相克とも言える問題へと発展した。かつて『修猷館二百年史』の編纂に携わった著者が、正史から“抹殺”されてきた投石事件の真相に迫る。

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神官・書家・漢学者 吉原古城の探究』
木村尚典編著・発行
(B5判/上製本/168ページ/本体2500円+税/2018.10刊)

吉原古城(1865−1932)は、明治・大正期の稀代の漢学者、書家、神官。
日本全国での活躍・探求にとどまらず、韓国・中国に渡り漢学、書を究め、博士学位(文章博士、書博士)を受け、その作品「詩賦」と著書『和魂漢才』は天覧にも供した大学者であった。
本書は、忘れられた福岡の偉人・吉原古城を顕彰するため、丹念にその作品を集め解説を付した労作。


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福岡地方史研究 第56号』
福岡地方史研究会編・発行
(A5判/並製本/208ページ/本体1600円+税/2018.8刊)

昨年は明治一五〇年に相当する年であった。今号では「歴史の転換点─明治維新一五〇周年に思う」をテーマに特集する。転換点は「誰の目から見ても」であり,「私の目から見て」でもあり,「私にとっての(個人的体験)」でもある。様々な視点から見た"福岡の維新"を探求する。
【特集】玄洋社員・小野隆助のこと/朝鮮通信使の終焉をめぐって/草莽 戸原継明論(中):明治九年秋月の乱への一道程/寺子屋師匠から小学校教員になった真宗僧侶:鞍手郡法蓮寺立花大龍の場合ほか

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事業所が労働法の罠に嵌まる前に読む本中小企業経営のための労働時間,就業規則,注意指導,紛争,退職,解雇
安藤政明著
(A5判/並製本/240ページ/本体2200円+税/2018.6刊)

"労働者は秘かに労働局に相談している。"
多くの事業所は「労働法の罠」に対して無防備である。厳しい解雇規制,問題社員への注意指導,長時間労働,セクハラ・パワハラ問題,精神疾患労働者への対応等々,事業経営には様々なリスクが潜んでいる。問題が起こる前に労働法の考え方を知り,ポイントを絞って対応すれば,そのほとんどは予防可能である。本書は,事業所側から見た「労働法の罠」への予防と対策を,実際の事例を挙げながら分かりやすく解説する。

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僕がぼくであるために:ピースボートで大東亜戦争のことを考えた』
矢野哲郎著
(四六判/並製本/216ページ/本体1500円+税/2018.6刊)

自分のスタイルを確立せよ!
色んなことを語ろう,学ぼう,世界を旅しよう。
ブラインドサッカー,尾崎豊・裕哉父子,ピースボートで出会った仲間たち,そして世界で初めて人種差別撤廃を訴えた祖国・日本から僕が学んだ人生のヒントとは?

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舌診論改訂増補版〉:新・臨床中医学 舌診篇
陳 勇 著
(B5判オールカラー/上製本/104ページ/本体9800円+税/2018.5刊)

舌診現場でのカラー写真約300点を掲載,舌質の色・形,舌苔の色・形を体系的・論理的に分類して解説。約2万例の舌診の統計処理を通して,各種病理状態を解明した,画期的名著の改訂増補版。
【「新・中医学」提唱者による舌診論決定版テキスト】

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帰る旅−空想の森へ:地域アートの試みの中で』
高見乾司著
(A5判/並製本/256頁/本体2000円+税/2018.5刊)

「森からやって来て,さらなる森の奥深くへ──」(画家・菊畑茂久馬)
日田・湯布院そして宮崎──「地域とアート」の連携を模索しつづけたその50年は,時代性と普遍性を併せ持ちつつそのまま一つの美術史である。行動する美術家・高見乾司が,“帰る旅”の地・湯布院と美術への想いを綴る。

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闘うナイチンゲール:貧困・疫病・因襲的社会の中で
徳永 哲 著
(四六判/上製本/298頁/本体2800円+税/2018.4刊)

「天使とは,美しい花を撒き散らす者でなく,苦悩する者のために闘う者である」(ナイチンゲール)
19世紀イギリス社会の中,最前線の軍事病院にて感染した回帰性の熱病に苦しみながらも,歪んだ体制や制度,社会通念や差別・偏見と闘いつづけ,自己の信念を貫き通した生涯を追い,その思想の核心に迫った画期的なナイチンゲール論。

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『図解で分かる 新・臨床中医学入門〈新版〉』
陳 勇著
(B5判/並製本/112頁/本体5000円+税/2018.2刊)

中華人民共和国出身。本国で中医師免許を取得後,日本で西洋医学を学んだ著者が,日本人向けに中医学の基礎を簡潔・平易に解説,同時に著者自身の新しい考え方を盛り込んだ基本テキスト。
2001年刊行の初版以降,「理論的かつ臨床に役立つ」と大好評の中医学入門書・最新版。

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ヒマラヤ巡礼:神々の座と秘境に生きる民』
大矢統士写真集
(A4判変型横綴じ/上製本/208頁/本体6000円+税/2017.12刊)

世界最高峰の山々の荘厳さと,秘境に生きる人々を生き生きと捉えた写真集。61歳にて,長年夢見たチベット・ヒマラヤへ。以降,エベレスト,カンチェンジュンガ,マナスル,ドルポなどネパールを中心とするヒマラヤ山脈のほぼ全域を踏破。現地の自然と生活に密着した延べ450日・2700キロに及ぶ山旅の記録。

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sono pojagi works:韓国伝統のパッチワーク』
園田鶴代著
(A5判変型/並製本/96頁/本体2500円+税/2017.12刊)

カラフルな色の組み合わせ,幾何学模様のデザイン,素材生地の独特の透け感・質感に魅了される韓国伝統ポジャギの作品集。作者の感性が光る,様々に美しい表情の主要オリジナル41作品を紹介,デザイン(図案)10点収録。【撮影】川上信也

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絵本『ハイ ハイ はぁ〜い。Crawling,hi,hi!』
立石あつし作
(B5判変型/上製本/32頁/本体1300円+税/2017.11刊)

「ハイ ハイ はぁ〜い。あかちゃんが おさんぽに でかけます」。ところが、赤ちゃんがハイハイしたあとには、どんどんお花が咲いていきます。山へ、海へ、ビルのてっぺんへ。お友達もできて、アフリカへ、さむーい国へ、戦地ですら、赤ちゃんたちは出かけます。とうとう最後には、みんなでロケットに乗って──。
深い願いが込められた心温まる愉快な絵本。【全文英訳付き】

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キリスト教の祈りと芸術:装飾写本から聖画像まで〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
内島美奈子・山尾彩香編/西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/80頁/本体1000円+税/2017.11刊)★品切れ

世界各地で興ったキリスト教芸術の受容と昇華。祈りの芸術を通して,信仰と布教の歴史を読みとく。祈りのための聖書や祈祷書,キリストや聖母マリアを描いた聖画像,それらは信仰の証として,ときに権力の象徴として豪華に装飾され,高い芸術性を有した。信仰の基盤となる聖書写本にはじまり,中世ヨーロッパの信徒を支えた時祷書,15世紀の印刷技術の革新がもたらした宗教改革への影響,非キリスト教圏への布教活動における印刷本の役割など,世界各地で制作された祈りの道具を広く紹介し,信仰と布教の歴史をたどる。【2017年秋季特別展図録】

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『鴉(からす):神となった金印』
月潭眞龍著

(A5判/並製/148頁/本体2000+税/2017.11刊)

弥生時代の北部九州で起こった「鏡・剣・玉」の三器を尊重する文化。大量の「鏡」が副葬される北部九州の王侯墓にあって、ただの一面も「鏡」が副葬されない「安徳台遺跡群二号甕棺墓」(福岡県那珂川町)。見事な拵えの「剣」と国宝に匹敵するほどの「玉」を持ちながらも、肝心の「鏡」を持たないその王侯墓の被葬者とは何者なのか──。八咫烏に導かれ、不世出の考古学者・原田大六に私淑する市井の学徒が挑む「漢委奴國王の金印」の謎。

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『正義よ燃えよ:高杉晋作一人起つ』
小佐々進介著

(四六判/上製/352頁/本体2000+税/2017.10刊)

死すべきときに死に,生くべきときに生きる──。
八月十八日の政変で会津・薩摩に京都を追われ,禁門の変で「朝敵」とされた長州藩。揺れる藩論,疑念渦巻く人事,他藩の思惑。尊王攘夷の誠忠を尽くさんとする藩士たちは,次第に討幕へと傾き,沸騰する思いのままに起ち上がる。そして高杉晋作は,龍の舞う如くに立ち回り,命を燃やす。
革命の激流を史実をもとに克明に追った歴史巨編。

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『風の街・福岡デザイン史点描』
武田義明著

(四六判/並製/320頁/本体1700円+税/2017.10刊)

”福岡デザイン”─その歴史を初めてデッサンする。
福岡のデザイナーの代表格、西島伊三雄(グラフィックデザイナー)・柏崎栄助(岩田屋及びNICデザイン顧問)・小池新二(九州芸術工科大学初代学長)の三氏の活動を結び、商業都市として発展する街の姿を追うとともに、福岡のデザインが徐々に確立し活気づいていく姿を記録した、福岡デザイン史。

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『福岡地方史研究 第55号』
福岡地方史研究会編・発行

(A5判/並製/176頁/本体1500円+税/2017.8刊)

今年は「明治150年」にあたり、同時に薩長同盟150周年、大政奉還150周年である。本特集では歴史における勝者と敗者、近代化とは何かを問い直し、また、福岡市の明治百年記念事業が今日とどうつながっているかを思い起こすものとなった。
【特集】幕末政治史の対立点と開鎖問題/草莽 戸原継明論(上):明治九年秋月の乱への一道程/福岡藩士の長崎遊学/福岡市の明治百年記念事業を回顧する:「産学官」の連携と市民総意ほか

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『詩集 花もやい』
岡田哲也著

(A5判変型/上製本/114頁/本体2000円+税/2017.7刊)

うぶすなの宙〈そら〉と地の間で、
遠い日の少年のまじなう声を聴くような、
岡田哲也の新しい詩世界。


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『医者も知りたい 面白医学英語事典』
木村専太郎著

(B5判/上製本/488頁/本体7000円+税/2017.6刊)

医療関係者,医学研究者,医学生,看護学生待望の書! 愉しい寄り道話もたっぷりのユニークな医学英語事典。よく使われる医学英語から約1500語を取り上げ,発音を示し,易しい解説に加え関連した事項や様々なエピソードを紹介する。12年間に及ぶ米国滞在経験,そしてその後の臨床医学者としての実績と幅広い教養が盛り込まれた稀に見る労作。


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島原半島の信仰と歴史:一揆とその後の松平氏治世〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
野藤妙・内島美奈子編/西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/80頁/本体1000円+税/2017.6刊)★品切れ

日本史上に刻まれる島原・天草一揆の舞台であり,1792年雲仙普賢の大噴火「島原大変」の大災害を蒙った地・島原半島。これまで注目されていなかった一揆後の松平氏の治世についても焦点をあて,前近代から明治期の口之津港の繁栄まで,島原半島の歴史を文書・絵図を中心とする史料で概観する。
九州のキリスト教シリーズX【2017年春季特別展図録/西南学院大学博物館・年2回刊】

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『いのちのふるさと海と生きる 森里海を結ぶ[1]』
田中 克 編

(A5判/並製本/274頁/本体1800円+税/2017.5刊)

コンクリートに覆われた日本の水辺。巨大化した人間の経済活動は生態系を破壊し続け,資源と環境の劣化は限界に来ている。今こそ持続可能な循環共生型「環境・生命文明社会」への転換を目指し,市場主義を変革する世界のモデルとなるために,環境蘇生に向けて最前線で奮闘する分野を横断した“知”を結集。健やかな水循環と豊かな自然を次世代へ繋ぐために──。【前滋賀県知事・嘉田由紀子氏推薦!】

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『ワン・アジアに向けて』
崔吉城編/東亜大学東文化研究所発行

(A5判/並製本/222頁/本体2000円+税/2017.6刊)

本書は二部に構成される。第一部はワンアジア財団支援公開講座「ITによるアジア共同体教育の構築」の報告書であり、15回行われた講義の映像を30分弱にまとめたDVDと講義の概要である。【DVD付】
第二部は「記憶と記録」として、下関から出征して日中戦争参戦の現場で写した小山正夫元上等兵の貴重な写真とインタビューの他、満州映画協会に勤めていた方、植民地・戦争期に日韓を往来しながら生きて来られた方の貴重な体験記(聞き書き)を収録する。歴史に残すべき資料。

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『ロミオとジュリエット・悲劇の本質:魂を失った者への裁き』
坂本佑介著

(四六判/上製本/304頁/本体2000円+税/2017.5刊)

愛と死と運命を描いた純愛もの? とんでもない。
金とセックスそして殺戮の世界に生きた人間が,この世の最後にたどりついた「大事な仕事」とやらを,シェイクスピアは謎に満ちた夢の言葉で,400年後の我々にプレゼントしてくれたのだ。
─誰も語ることのなかったほんとうの『ロミオとジュリエット』。
『ハムレット』,『ヴェニスの商人』に続くシェイクスピア精読シリーズ第3弾!

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『取り戻そう日本人の自立心:アメリカの戦後支配と日本国憲法』
小西晟市著

(四六判/上製本/232頁/本体1700円+税/2017.4刊)

豊かさを求め、アメリカに追従してきた戦後の日本。もはや経済大国の道を歩むのではなく、独立自尊の精神に立ち返り、国民が幸福感を持ちうる文化国家を目指すべきではないだろうか。
戦中戦後に少年期を過ごし、教育現場からこの国の変容を見つめてきた著者が、今私たちに真摯に投げかける、憲法、家族、生き方への問い。

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『英語でしゃべろう!『ローマの休日』』
大木正明著

(A4判/並製本/103頁/本体1600円+税/2017.3刊)

名作映画『ローマの休日』は、英語を学ぶ上で、ブリティッシュ・イングリッシュ(丁寧で明瞭な英語)とアメリカン・イングリッシュ(グローバルな英語)が織りなす、理想的な英語の教材です。本書では、シナリオの「聞き取り」と音声学的な解説を中心に、正誤問題、英作文問題、英文解釈問題などを取り入れ、『ローマの休日』を題材に、英語学習者たちに必要なメニューで構成されています。

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『西南学院大学博物館主要所蔵資料目録』
内島美奈子ほか編/西南学院大学博物館発行

(B5判変型/小口折並製本/56頁/本体800円+税/2017.3刊)

開館10周年となる西南学院大学博物館の主要所蔵資料を紹介する。西南学院がキリスト教主義を建学の精神としていることから,資料の収集の対象は第一にキリスト教文化に関するもの,また教育文化,地域文化等に関するものである。本書では所蔵点数約1600点の中から,「T キリスト教文化」,「U 日本キリスト教史」,「V 関谷定夫コレクション」の3分類より,選りすぐりの117点をカラー図版で紹介,目録では資料の基本情報である作者,時代,形状(材質・装幀・技法),法量,制作地について掲載する。

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シーボルト『NIPPON』の書誌学研究』
宮崎克則著

(B5判変型/上製本/168頁/本体5000円+税/2017.2刊)★品切れ

日本でおこなった公汎な博物調査をもとに,シーボルトが帰国後約20年間にわたり制作・刊行した『NIPPON』は,1800年代の日本の社会・産業技術・文化・風習・地図などの膨大な情報を収め,「未知の国日本」鮮明に描き出した未完の大著であった。
現在,各国・各地に残る刊本・資料を渉猟し比較精査,その制作・印刷・出版過程を明らかにすることで,シーボルトが出版した当時の『NIPPON』の復元を試み,その壮大な出版事業と構想の全貌に迫る。貴重図版305点掲載。

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『シャイロックの沈黙:ヴェニスの商人・飽くなき亡者は誰か』
坂本佑介著

(四六判/上製本/256頁/本体2000円+税/2017.2刊)

400年間,誰も語らなかったシェイクスピアの魂の叫び。『よみがえる「ハムレット」』に続くシェイクスピア精読シリーズ第2弾!
物語は謎かけで始まり,復活したポーシアの父親がヴェニスの商人の悪を滅ぼす別の物語の幕開けで終わりを告げる。悪者の「ぬか喜び」が善の力によって滅びるからこそ,『ヴェニスの商人』は喜劇なのだ──

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『ゴルゴダの火:龍を見た男たちの地熱開発の物語』
白木正四郎著

(四六判/上製本/504頁/本体1800円+税/2017.1刊)

2016年秋,日本でサミットを狙った国際テロが発生した。標的は原発。
日本はあの時,なぜ地熱に舵を切らなかったのか──。日本のエネルギーの救世主である地熱発電を殺したのは誰か。
世界を震撼させた福島原発事故を経て,なぜ,なおも原発を選ぶのか。
阿蘇カルデラの地熱開発に挑む男たちの物語『龍の塔』(1988年刊)から30年。相次ぐ国際テロ,大規模自然災害,大きく変化する世界情勢を踏まえ,大幅加筆し再編実際に地熱開発に携わった著者による,現在起こりつつある「エネルギー問題」に挑んだ渾身の近未来小説。

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『なっちゃんの大冒険:音楽がつないだ平和への願い』
大谷 和美(作),中島 真由美(絵)

(B5変型判/上製本/32頁/本体1500円+税/2017.1刊)

平和のために、わたしにできることって、なんだろう? 
総合学習の時間に「地雷」について学んだ小学5年生のなっちゃんは、世界には、死ととなりあわせの生活をしている人たちがいることを知りました。そして、「大好きなピアノを弾くことで、困っている人たちの力に、少しでもなれたらいいな」と考え、それから毎年、チャリティー・コンサートを開くことにしました。
──音楽がみちびく幸せな世界をめざして、なっちゃんの大冒険の始まりです。
2015年刊行同名エッセイ集の絵本版。

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『白夜の病棟日誌:脳死下臓器移植と高社会福祉政策の国スウェーデンより』
高井公雄著

(四六判/並製本/328頁/本体1000円+税/2017.1刊)

泌尿器科の医師として30年。人生の転機となったスウェーデン留学時代のさまざまな見聞と経験をもとに,この世界同時的な激動期に超高速で高齢化が進む日本の社会と医療システムを考える。
話題の豊富さ,ユーモアを交えた率直な文体が好評の「下関医師会報」連載エッセイの単行本化。

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『阿蘇くじゅう・朝の光へドライブ』
川上信也写真集

(A5判変型/並製本/112頁/本体1800円+税/2016.11刊)

車窓の向こうに広がる草原,森,山々
朝が生まれてくる刻の,星々の瞬く音を聴き,風の色を見に行こう。
ゆっくりと目覚めてゆく大地に,生命の息吹が満ちてきて,
巡りくる季節ごとに,出会いたい奇跡が待っている。
**
登山やドライブで親しまれている阿蘇くじゅう国立公園(熊本・大分県)は,著者が撮影を続けたこの3年の間,大規模な噴火が2度,そして大きな地震という災害に見舞われた。自然の厳しさを見つめつつ,この地を長年撮り続けてきた著者による,阿蘇くじゅうの美しい朝の光景を捉えた写真集。

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異国と福岡:江戸時代における長崎警備と対外交流〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
野藤妙編・宮崎克則監修/西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/72頁/本体1000円+税/2016.11刊)

江戸時代,長崎は西欧諸国との唯一の窓口となり,異国船の来航に備え,福岡藩は江戸幕府より警備を命じられた。福岡と異国との交流に注目し,要因となったキリスト教の伝来から禁止,福岡藩の海防,藩士たちが触れた異国文化について,多様な史料(古絵図,文書,器物)で紹介するオールカラー図録。
【2016年11月特別展図録/年2回刊】

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福岡地方史研究 第54号』
福岡地方史研究会編・発行

(A5判/並製本/176頁/本体1500円+税/2016.8刊)

【特集】東アジアの中の福岡・博多U
文化度朝鮮通信使と小倉藩主小笠原忠固:上使任命の背景と昇進運動/戦時期の日本における朝鮮人労働者についての再検討:世界遺産への登録で浮上した論点をめぐって/武田範之序論:天佑侠の位相/七里恒順の排耶と中国語版キリスト教書籍/渡り陶工高原五郎七について/福岡藩相島通信使関連史跡調査の近年の成果:享保四年七月二十四日大風破船・溺死を中心に
【論文】幕末久留米藩における田中久重の大砲製造(上):在来技術により造り上げられた施条後装砲 ほか

詳細はこちらへ。


 

『戦国時代の筑前国宗像氏』
桑田和明著

(A5判/上製本/306頁/本体4000円+税/2016.7刊)★品切れ

宗像社最後の大宮司宗像氏貞を中心に,戦国時代から豊臣政権下までの宗像氏を論究。
宗像郡一帯の海と陸の領主で,宗像社の大宮司であった宗像氏。立花城城督戸次道雪や秋月種実,宗像郡に隣接する遠賀・糟屋両郡の領主麻生氏,米多比氏,薦野氏などについても,氏貞との関係を中心に描き,北部九州の戦国史を明らかにする。

詳細はこちらへ。


『北九州・京築・田川の城 戦国史を歩く』
中村修身著

(A5判/並製本/176頁/本体1800円+税/2017.7刊)

縄張り図が読めると戦国史がもっと面白い。
旧豊前国の範囲を中心に主要な城を紹介しつつ,戦国史の面白さへと導く,かつてない歴史探訪の書。文書資料を駆使した解説に加え,最新の縄張り図を掲載,その読み方まで提示する。半世紀に及ぶ調査・研究に基づいてこそ成った斬新な登城案内。

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『信仰の歴史:キリスト教の伝播と受容〈西南学院大学博物館研究叢書〉』
内島美奈子編・宮崎克則監修/西南学院大学博物館発行
(B5判変型/小口折並製本/56頁/本体1000円+税/2016.6刊)

キリスト教の伝播と受容の歴史を,多様な図版(器物・絵画・文書)から広く学べるオールカラー図録。
キリスト教の源流であるユダヤ教から,キリスト教の誕生,アジアへの伝播,日本への伝来と禁教政策,明治以降のキリスト教主義の教育施設創設にいたる一連の図版を掲載。
【2016年6月特別展図録/西南学院大学博物館・年2回刊】

詳細はこちらへ。


『Dozier 西南学院の創立者C.K.ドージャー夫妻の生涯』
西南学院百年史編纂委員会編集/西南学院発行

(A5判/小口折並製本/208頁/本体1400円+税/2016.5刊)

西南学院創立100周年記念刊行〜一粒の麦から、次の100年に向かって〜
100年を節目に西南学院創立の原点に立ち返り、時代が激しく動くなか建学の礎を築いたドージャー夫妻の波瀾と献身の生涯を、写真を交え丹念に追う。二人の遺文やスピーチ、さらに妻モード・バークが夫ケルシィの生涯を綴った著書『日本のC.K.ドージャー』(アメリカ,Broadman Press)の全英文・対訳を改訂し収録。資料として、長男E.Bドージャー(第9代西南学院院長)の「父を語る」、夫妻の人柄や思い出を当時の卒業生らが綴った文章「思い出の記」ほか、関連年表を掲載する。

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『鯨取りの社会史 シーボルトや江戸の学者たちが見た日本捕鯨』
森 弘子・宮崎克則著

(A5判/上製本/256頁/カラー口絵8頁/本体4000円+税/2016.4刊)*品切れ

鯨絵巻から見えてくる江戸の諸相
「鯨一頭七浦 潤す」といわれ、西海・紀州地方で盛んだった捕鯨の様子を今に鮮やかに伝える鯨絵巻は、捕鯨業者のみならず、江戸の学術を牽引する儒学者、国学者、蘭学者、絵師・彫師ら工匠たちの知恵と探究心の結晶であった。
捕鯨が基幹産業として経済を潤す一方、ロシアや欧米の船が日本近海に現れ緊張が高まりつつある中、鯨絵巻に託された幕府や藩の意図とは──。

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『ぼく色のレインボー』仁井将貴作品集
(A4判変型/並製本/64頁/本体1800円+税/2016.4刊)

ダイナミックで、ロマンティックで、ユーモラス、その多彩かつ独創的な構図と色遣いには命の喜びが溢れている。躍動する精神を見事に示す仁井将貴の絵画世界。
障害とともに生きる人たちの創作活動とその可能性を伝えるアートシリーズ3。

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『中国の古橋 悠久の時を超えて』
榊 晃弘写真集

(A4判変型/上製本/160頁/本体5200円+税/2016.2刊)

紀元前創建から清代までの代表的な古橋165カ所を、圧倒的なスケールで捉えた写真集。
世界一美しいといわれる盧溝橋、中国現存最古とされる趙州橋などの代表的な銘橋、そして庶民の暮らしと往来を支えてきた風雨橋や吊り橋など──それぞれの自然と風土に根差し見事な多様性を示す中国の古橋sを紹介。 
特徴的な構造や周辺景観のみならず、様々な物語を秘めつつ水面に長い歳月を映して佇む橋の全体像を捉えた、"橋"の写真家・榊晃弘渾身の作。

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『田舎日記/一写一心』
文 光畑浩治/写真 木村尚典

(A5判変型/並製本/240頁/本体1800円+税/2015.12刊)

●田舎日記シリーズ第2弾!
かつて京都(みやこ)とされた地に住まい、地域に埋もれ忘れられている歴史や人、世相について、エッセイを書き綴ってきた光畑氏。一方、長年地域の郵便局に勤務、局長時代に脳梗塞で倒れたものの、リハビリを兼ねた写真撮影にて各地に自然風景・祭り・花などを尋ね、遠くアラスカへのオーロラ撮影行まで果たした木村氏。エッセイと写真を見開き交替で併録した、味わい深いコラボレーション。

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『豊前国苅田歴史物語』
小野剛史著

(四六判/並製本/212頁/本体1500円+税/2015.12刊)

古墳と自動車の町・苅田町。その影に隠れて語られることのなかった戦国・幕末・近代の歴史物語を、三十数年にわたって苅田町の歴史に寄り添ってきた元役場広報マンが紡ぎ出す。やさしく読める初めての苅田町郷土史。城・峠・港ー歩いて学ぶ物語。

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『観世音寺の歴史と文化財〜府大寺から観音信仰の寺へ』
石田琳彰著

(観世音寺発行/四六判/並製本/168頁/本体1500円+税/2015.11刊)

古都・太宰府にある観世音寺は、稀有の資史料に恵まれた、九州随一の仏教芸術の殿堂。創建は7世紀後半、天智天皇の発願により造営され、東大寺・下野薬師寺とともに「天下三戒壇」の1つに数えられる。
現在は九州西国三十三カ寺観音霊場・百八観音霊場の札所打止の寺として崇拝を受けている。観世音寺の1300年の歴史と、日本最古の国宝の銅鐘、日本第一の丈六の馬頭観世音菩薩など、数多くの国指定重要文化財を最新の調査をふまえ紹介する。

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『脚本で学ぶ実務的すぎる裏話付き 個別労働紛争あっせん制度
〜ブラックなラーメン屋が解雇、パワハラ、賃金不払い残業…紛争勃発!和解なるか!?』
安藤政明著

(A5判/並製本/176頁/本体2000円+税/2015.10刊)

いじめ・嫌がらせ、パワハラ、セクハラ、不当解雇、賃金不払い残業……
様々に起こる職場でのトラブル。労働者と会社とのトラブルを解決するための「個別労働紛争あっせん制度」は、当事者にとって手軽で負担が少ない良い制度だが、一般には認知度が低く十分に活用されていない。
本書では、制度の内容を実際の例で理解できるように工夫。
台詞の解説や関連事項の説明を加え、制度の解説・資料を掲載する。

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『貨車捌く』(かしゃさばく)
中山十防句集

(四六判/上製本/212頁/本体1700円+税/2015.9刊)

「鰯雲引き込み線の錆深く」
悠久の自然の営みにも、生きとし生けるもののささやかな日常にも、等しなみに注がれる眼差し。
質朴で伸びやかな句に写された命の刹那。
写生による句日記の正統。


福岡地方史研究 第53号』
福岡地方史研究会編・発行

(A5判/並製本/180頁/本体1500円+税/2015.8刊)

【特集】東アジアの中の福岡・博多
朝倉橘広庭宮と筑紫観世音寺/朝鮮通信使来聘と福岡藩藍島---天和二年饗応・倹約令下の波止構築を中心に/高取焼陶工・井土新九郎について/幕末期博多の対馬藩蔵屋敷についての一考察/大谷光瑞の「興亜」と鎮西別院---西本願寺の興亜生活運動/玄洋の彼方へ
【論文】幕末久留米藩における田中久重の武士身分/海軍炭鉱からの石炭輸送鉄道 博多湾鉄道汽船ほか


『なっちゃんの大冒険 ピアニスト久保山菜摘の平和活動』
久保山千可子&久保山菜摘

(四六判/並製本/268/本体1500円+税/2015.4刊)

私に何かできることはないだろうか?──
6歳でモスクワにて海外初演奏。小学6年から毎年チャリティー・コンサートを開催、2014年5月には寄付された鍵盤ハーモニカを持ってペルー高地の小学校へ。国際交流と平和を求め願う多彩な活動を綴った"母娘連弾"エッセイ。
「新しいピアニスト像を作る菜摘さん」PTNA専務理事 福田成康氏


『瀬戸焼磁祖 加藤民吉、天草を往く』
示車右甫著

(四六判/並製本/284頁/本体1600円+税/2015.4刊)

文化元年(1804)、磁器作りの技術修得の命を受けた瀬戸の陶工民吉は、ひとり九州へ渡る。
肥前・肥後の各地の皿山を遍歴する中で、天草陶石と出会い、ついに色絵の秘伝に達する──
瀬戸焼の礎を作った磁祖・加藤民吉の知られざる九州での修業時代とその生涯を
史実に基づき忠実に追った歴史小説


『豊後国下岐部村 庄屋億太郎日記 上』
森 猛 解読

(A4判変型[220×297ミリ]/並製本/202頁/本体3500円+税/2015.2刊)

大分県国東半島の北部、周防灘に面した下岐部村(しもきべむら)。
天領・日田代官所の四日市出張陣屋直轄の庄屋・有永億太郎が書き残した文化7年(1809)の日記を解読。伊能忠敬の測量隊一行を受け入れる村の混乱ぶり、日々の村政─年貢徴収・貯穀見分、宗門改め、博打・賭御法度、人相書きなどの下達、村民からの相談事から“寺出”した和尚の取りなしまで、めまぐるしい江戸期の庄屋の日常が浮かび上がる。
【上巻】元日〜6月


『俳誌 六分儀 第11号』
編集・発行=俳誌『六分儀』編集室

■本体1500円+税/A5判/256頁/並製
■ISBN978-4-905327-43-1 C0092
■2015.2刊

明日の俳句を目指す九州発信総合誌。
金子兜太・角川春樹・後藤比奈夫・稲畑廣太郎・坊城俊樹・星野高士・七田谷まりうす・山本素竹他。
随筆/短歌/詩、谷口治達追悼特集を収録。
高浜虚子の直筆原稿・評論「俳句の概念を与へる」他、川端茅舎発掘関連資料を解読・初掲載。


『季題別句集 行路』
星野立子・星野椿・星野高士著
編集・発行=鎌倉虚子立子記念館

■本体2000円+税/四六判/244頁/上製
■ISBN978-4-905327-44-8 C0092
■2015.2刊

虚子に遡る伝統を踏まえつつ、いかに明日につなげていくのか。
新作を含めた、同一季題による星野家の俳句三重奏。作句の貴重な手引きともなる座右の書。
【211季題収録】

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『手
藏本聖子句集

■本体1500円+税/四六判/174頁/上製
■ISBN978-4-905327-42-4 C0092
■2015.2 刊

触るるものみな握る吾子春隣
清新な感性とやさしい言葉で、九州・筑豊の自然風土と大切な人たち、教師としての日々を詠む。
【六分儀俊英シリーズ 第7集】

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『句歌集 たんぽぽ/空飛ぶ術(じゅつ)
今枝敏子・今枝美知子著

■本体1200円+税/四六判/72頁/上製
■ISBN978-4-905327-41-7 C0092
■2014.12刊

満州(中国東北部)に生まれ育ち、季節のうつろいに佇んでは、大陸のことや昔からの言い伝えなどを話してくれた母。小学校勤務の傍ら、「心の花」などに所属し、寺山修司の世界に影響されながら短歌を作り続ける娘。
自然のおおらかさや小さきものの営み、日常の何気ない瞬間を詠んだ、母娘句歌集。母から娘へ、紛れもなくリレーされているもの。

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『栗山大膳、黒田騒動その後
小野重喜著

■本体1700円+税/四六判/242頁/上製/2刷
■ISBN978-4-905327-40-0 C0021
■2014.8刊

黒田如水(勘兵衛)に仕えた父・利安(善助)の後を継いだ福岡藩筆頭家老・栗山大膳は、2代藩主忠之との対立から「藩主に謀叛の意志あり」と幕府に公訴。将軍直裁により藩は取り潰しをまぬがれるも、大膳は盛岡南部藩預りとなる。捨て身の智略で福岡藩を救った家老の生涯を追い、その子孫の消息を初めて明らかにする。

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『福岡地方史研究 第52号 』 福岡地方史研究会編・発行
■本体1300円+税/A5判/144頁/並製
■ISBN978-4-905327-39-4 C0021
■2014.8刊

【特集=黒田家と福岡・博多2】
 官兵衛がつくった博多、長政がつくった福岡/黒田家と福岡の神社/「世俗禁忌」について
 福岡光明寺了空の平戸への移転について〜黒田長政との意外な関係
 幻の怡土郡“井原藩”/鎮西宇都宮(城井)氏の滅亡〜軍師官兵衛の本質
 [史料紹介]「豊後石垣原軍略記」〜〈九州の関ケ原〉黒田如水と大友義統の合戦を記した軍記/高取焼創業の謎
【研究ノート】江戸で茶道南坊流を広めた旗本・安藤次右衛門定房 ほか

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幸せになっていいんだよ 感謝とゆるしの扉を開けて』
宮川詩麻著

(A5判/並製本/128頁/本体1200円+税/2014.8刊)

ひたすら頑張っているあなたへ─
過去はどうであれ,今日からきっと変われます
どんな時も,あなた自身を輝かせるために
心を穏やかにする18のヒント

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森里海連環による有明海再生への道 心の森を育む』
NPO法人SPERA森里海・時代を拓く編/田中 克・吉永郁生監修

(A5判/並製本/184頁/本体1600円+税/2014.7 刊)

かつて「宝の海」と呼ばれ、今では瀕死の状態となった有明海。水際環境の保全と再生という喫緊の課題に向け、森と海の"つながり"、自然とともに生きる価値観の復元を目指す森里海連環〈もりさとうみれんかん〉の考え方に基づいた、研究者と市民協同による実践の成果を問う。

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『九州・色彩をめぐる旅』川上信也写真集
(B5判変型/並製本/120頁/本体2500円+税/2014.7刊)

11色の色彩をテーマに、自然の色を求めて九州各地をめぐる旅写真集。
原生林の深い緑、南国の海の透き通った青、山々を彩るミヤマキリシマのピンク──
移りゆく季節が運ぶ自然の色を求めて。

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豊前国三十三観音札所めぐり 歴史と心の旅路』藤井悦子著
(A5判/並製本/160頁/本体1600円+税/2014.6刊)
■日本図書館協会選定図書

心のよりごころとして、地元の人々に大切に守られてきた観音様。
宇佐から小倉まで、歴史に思いを馳せ、野の花に癒される「いにしえの道」──
豊前国三十三観音札所の初めてのガイドブック。

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『田舎日記・一文一筆』文 光畑浩治/書 棚田看山
(A5判変型/並製本/240頁/本体1800円+税/2014.5刊)
■日本図書館協会選定図書

「コンニャクででも字は書けると棚田くんは言うんだから」
かつて京都〈みやこ〉とされた地の片隅に閑居。人や歴史、郷土の偉人、世相をめぐってゆるりと綴られたエッセイ108話VS.108種類の筆で揮毫された一文字墨書108字──遊び心に満ちた、前代未聞のコラボレーション。

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『また「サランヘ」を歌おうね』山本友美著
(四六判/上製本/354頁/本体1800円+税/2014.5刊)
*品切れ

愛は生き抜いた記録のなかでこそ光る。
昭和45年、筥崎宮夏越祭の宵に友美が出会ったのは、在日韓国人二世・李卜之。周囲の反対を押し切って結婚、その後も続く根強い差別と偏見、そして帰化をめぐる葛藤。家族の中で互いに"異邦″を抱えて生きるとはどのようなことか──部落解放文学賞受賞作「父のなまえ」ほか、愛をめぐって綴られた鮮烈なる自己史。

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『西南学院の創立者 C.K.ドージャーの生涯 改訂版』西南学院百年史編纂委員会編集/西南学院発行
(A5判/並製本/64頁/本体600円+税/2014.2刊)

明治39年9月、米国南部バプテストの宣教師として九州・福岡の地に来たチャールズ・ケルシィ・ドージャー。キリスト教の伝統と社会的慣習を持たない当時の日本の社会のはざまで苦悩しながらも、西南学院の発展に心血を注いだドージャーの生涯を、当時の貴重な写真とやさしい文章で伝える。

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『五木歳時記』小林正明著
(大スキラ判/上製本/108頁/本体2500円+税/2014.2刊)
■日本図書館協会選定図書

子守唄の里として知られる熊本県五木村では、四季を通し農作業や山仕事に根差した多彩な行事・祭りが行われてきた。春祈祷、神楽、十五夜の綱引き、堂祭り...脈々たる村の営みを12年にわたり記録した貴重な民俗写真誌。モノクロームの世界に浮かび上がる、鮮やかな村の記憶。珠玉の84点。

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『金文会百年史 一筋の長い道』金文会百周年実行委員会編集/金文会発行
(A5判/上製本/576頁/本体5000円+税/2014.1刊)

大正3(1914)年に発足、固い結束と相互扶助の精神のもと、販売集団として出版界にその名を轟かせてきた書店グループ・金文会。今、百年存続の意義と根拠を検証し、出版文化をささせてきた書店の生き残り戦略を模索する。

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『玄界譜』秋 福岡句会合同句集
(四六判/上製本/184頁/本体2000円+税/2013.12刊)

一丸文子氏主宰「秋」福岡句会の初めての合同句集。

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『亀井南冥小伝』
■ 本体1700円+税/四六判/220頁/並製
■ISBN978-4-905327-28-8 C0023
■河村敬一著
■2013.10刊

近世福岡が生んだ儒学者の生涯と学問。朝鮮通信使との交流、「金印」の鑑定、そして福岡藩西学問所甘棠館(かんとうかん)の館長を経て、長子昭陽とともに亀門学を創始し多くの人材を育成した亀井南冥。市井に生き、幅広い交流を重ね、学問を貫いたその生涯を、分かりやすいかたちで伝える。

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『福岡地方史研究 第51号 』 福岡地方史研究会編・発行
■本体1500円+税/A5判/194頁/並製
■ISBN978-4-905327-27-1 C0021
■2013.8刊

【特集=黒田家と福岡・博多】 トピックで読む黒田官兵衛/播州山崎の城主宇野祐清とその遺児山崎茂右衛門
黒田如水・長政と寺院〜真宗徳栄寺開基光心の由緒を中心に〜
福岡荒戸山東照宮についての一考察〜福岡藩における東照大権現(徳川家康)信仰〜
[史料紹介]黒田長政をもてなしたご馳走〜「臼井家文書」慶長十五年戌極月十五日献立目録〜
【論文】黒田長溥の「功罪」と明治維新/【講演】地方史遍歴〜民俗と郷土研究と〜(佐々木哲哉)ほか

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『肥後藩参百石 米良家〜堀部弥兵衛の介錯人米良市右衛門とその族譜』
■本体3800円+税/A5判/364頁/上製
■ISBN978-4-905327-26-4 C0021
近藤 健・佐藤 誠著
■日本図書館協会選定図書
■2013.5刊

九州・熊本から北海道へ─赤穂義士の介錯人を先祖に持つ一族の物語
初代熊本藩主に仕官,二代目は江戸にて赤穂義士の介錯を勤める。幕末・維新の動乱期には二度の長州征討戦,西南戦争に従軍,熊本・神風連の乱に参加,そして屯田兵として北海道へ移住。太平洋戦争ではシベリア抑留となる─日本史上の様々な戦乱・事件に巻き込まれながらも,400年にわたり血脈をつないだ米良家の系譜と事跡を明らかにする。一家譜を超えた稀有な歴史書。

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『お伽猫紙』星先こずえ切り絵作品集
■本体1900円+税/A4判変型横綴じ/72頁/並製
■ISBN978-4-905327-25-7 C0071
星先こずえ著
■2012.3刊

猫、うさぎ、犬、鳥、ダチョウ、金魚……生きものたちが主人公の、奇想天外でユーモアに溢れ、ちょっぴり毒もある不思議な世界。確かなデッサン力と豊かな発想から生まれた,日々進化しつづける星先こずえ氏の切り絵の代表作を収めた初の作品集です。
障害とともに生きる人たちの創作活動とその可能性を伝えるアート・シリーズ第2冊

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『儒学者 亀井南冥・ここが偉かった』
■本体3000円+税/A5判/400頁/上製
■ISBN978-4-905327-23-3 C0023
早舩正夫著
■2012.12刊

朝鮮通信使との詩文応酬、そして金印の鑑定で知られる亀井南冥。町医より福岡藩西学問所・甘棠館(かんとうかん)館長に抜擢され、亀門学を創始。六代目の孫にあたる著者が、明治に入り渋澤栄一により再評価された『論語語由』の現代性を読解、「儒侠 」とも呼ばれた人間像に迫る。

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『薩摩塔の時空 異形の石塔をさぐる』
■花乱社選書4
■本体1600円+税/A5判/176頁/並製
■ISBN978-4-905327-24-0 C0021
井形 進 著
■2012.12刊

どこで造られ、誰が、何のためにそこに安置したのか---。鹿児鹿児島県坊津にて初めて文化財の世界に登場、以来半世紀、九州西側地域(福岡・佐賀・長崎・鹿児島)にのみ分布し 異風を放ってきた石塔の謎に、仏教美術史研究者が挑む。 基準作を突き止め、その故郷・中国への探索行の果てに、中世九州における大陸交渉の実像、東アジアの信仰と造形の歴史が浮かび上がる。

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『修験道文化考 今こそ学びたい共存のための知恵』
■本体1500円+税/四六判/192頁/並製
■ISBN978-4-905327-22-6 C0039
恒遠俊輔著
■2012.11刊

英彦山,求菩提山に連なる 旧豊前国・修験の里で---
山岳に霊力の源を求め,厳しい修行を通して祈りと共存の文化を育んできた修験道。
エコロジー,農耕儀礼,相撲,茶,阿弥陀信仰などに修験道の遺産を尋ね,その文化の今日的な意義を考える。
やさしく語られた修験道入門。

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『回復期リハビリテーションへの挑戦 〜よりよいチーム医療と質の向上をめざして〜』
■本体2000円+税/A4判変型/224頁/並製/品切れ
■ISBN978-4-905327-21-9 C3047
湯布院厚生年金病院編集・発行
■日本図書館協会選定図書
■2012.10刊

豊かな自然に囲まれた"癒しの里・湯布院"で地域医療を担って50年。
リハビリテーション医療で知られる老舗病院が,平成12年に開設した回復期リハビリテーション病棟をいかに充実させ,チーム医療と地域連携,質の向上に取り組んできたか,関わったすべての職種の記録をまとめる。

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『福岡地方史研究 第50号』 福岡地方史研究会編・発行
■本体1500円+税/A5判/192頁/並製
■ISBN978-4-905327-20-2 C0021
■福岡地方史研究会の50周年記念号
■2012.9刊

【特集=長崎街道400年---峠・街道・宿場町3】
 筑前福岡藩における街道と宿駅の整備/長崎街道と紀行文の中の境石
 長崎街道黒崎宿の春日神社と福岡藩黒田家/長崎街道を歩いた象/長崎街道よもやま話
 杉山灌園・茂丸・泰道と筑紫野市山家宿/前原関番所の復元
【50号記念インタビュー】私と福岡地方史研究会(九州大学名誉教授 秀村選三)ほか

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樺太・瑞穂村の悲劇』
コンスタンチン・ガポネンコ著 井上紘一/徐満洙 訳
■本体2000円+税/A5判/246頁/並製
■ISBN978-4-905327-19-6 C0036 ■東亜大学東アジア文化研究所推薦図書
■2012.7刊

なぜ隣人を殺さねばならなかったのか---
1945年8月,終戦直後に起きた朝鮮人虐殺事件の真実を,サハリン在住の作家がその経過を客観的に記述。
恐怖に直面した人々の心理と行動を通し,人間性の真実が明らかになる。

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『筑前竹槍一揆研究ノート』
■花乱社選書2
石瀧豊美著
■本体1500円+税/A5判/160頁/並製
■ISBN978-4-905327-17-2 C0021
■2012.5刊

明治六年六月、大旱魃を背景とする農民一揆は、筑前全域に広がり福岡県庁焼打ちにまで発展、その過程で二〇〇〇戸以上の被差別部落を焼き払った。これを「解放令」(明治四年)反対一揆として捉え、竹槍一揆研究の水準を劃した記念碑的論文を中心に、関係論考を一冊に収めた待望の書。

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『葉山嘉樹・真実を語る文学』
■花乱社選書3
楜沢健他著/三人の会編(堺利彦・葉山嘉樹・鶴田知也の三人の偉業を顕彰する会)
■本体1600円+税/A5判/184頁/並製
■ISBN978-4-905327-18-9 C0095
■2012.4刊

「馬鹿にはされるが真実を語るものがもっと多くなるといい」と時代に抗したプロレタリ作家葉山嘉樹(1894〜1945)。「格差社会」「無縁社会」の諸問題が噴出する中、社会の底辺に生きる人々の生活と労働を鮮やかに描出した葉山嘉樹の作品が再び脚光を浴びている。本書は、作家、評論家、研究者、ジャーナリストらが多様な視角から論じた作家論・作品論を集成。加えて、三人の会が所蔵する関係資料を初公開。葉山嘉樹の魅力を満載したガイドブックの決定版。

詳細はこちらへ。


『海と歴史と子どもたちと 高田茂廣先生遺稿・追悼文集』
高田茂廣先生遺稿・追悼文集刊行会編
■本体3000円+税/A5判/404頁/上製
■ISBN978-4-905327-16-5 C0095
■2012.4刊

小学校教師30年、そして地域史研究30年─一貫して庶民の歴史を掘り起こし、郷土に対する誇りを語り伝えた高田茂廣先生(1928〜2009年)。近世筑前の「浦」の実態を明らかにした代表的論文及び未刊行の歴史随想・小説・詩篇を集成、
併せて34名の寄稿により、「史は詩である」を実践した郷土史家としての全体像と多くの人に敬愛された人柄を伝える。

詳細はこちらへ。


『移ろいの象形 江本智美画集』江本智美
■本体3000円+税/大スキラ判(245×250ミリ)/84頁/並製
■ISBN978-4-905327-15-8 C0071
■2012.3刊

「画面のその先まで描き込みたいーー」 
帰宅した女性のふと緊張がほどける時間、忘れられた人形、はじけたザクロ、故郷の面影……。
移りゆく時のなかで、あくまで生活のなかに題材を求め、常に絵とともに生きてきた江本氏。
作品・シリーズによって、まるで一人の人間が描いたと思えないほど、その印象はかわる。
これまで評価されてきたにもかかわらず、一度も個展を開かなかった江本氏の色彩豊かな作品のすべて。

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『暗闇に耐える思想 松下竜一講演録』 *在庫僅少
■花乱社選書1
■編者=新木安利・梶原得三郎・藤永 伸
■本体1400円+税/A5判/160頁/並製
■ISBN978-4-905327-13-4 C0095
■2012.1刊

「月に一夜でも、〈暗闇の思想〉に沈み込み、今の明るさの文化が虚妄ではないのかどうか、ひえびえとするまで思惟してみようではないか—」東大入学式講演、「暗闇の思想 1991」ほか、ひとりの生活者として発言・行動しつづけた記録文学者が、今改めて私たちに問いかける。

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『fuwa fuwa 井上美穂作品集』井上美穂
■本体1800円+税/A4判変型横綴じ/64頁/並製
■ISBN978-4-905327-12-7 C0071
■2011.11刊

観る人すべてを暖かい気持ちにする豊かな色彩と世界。
ダウン症の画家によるアクリル画、水彩画、切り絵などを集めた、陽だまりのような作品集です。
障害とともに生きる人たちの創作活動とその可能性を伝えるアート・シリーズ第1冊目

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『拝啓文部科学大臣殿 がんばろう、日本の教育 〜震災復興と子どもたちの未来のために〜』桃井正彦
■本体1500円+税/四六判/216頁/並製
■ISBN978-4-905327-11-0 C0037
■2011.10刊

閉塞・複雑化する教育現場から 今伝えたい43の切実なメッセージ
教育の復興が未来への小さな一歩
教師たち、家庭、地域、少しずつ変わっていこう!

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『崖っぷち社長の逆転戦略 中洲・福一不動産、半径500メートルからの挑戦』 古川 隆
■本体1200円+税/四六判/208頁/並製/2刷
■ISBN978-4-905327-08-0 C0034
■2011.9刊

商品・地域・客層を限定し、地域で一番を獲る!
不動産業界では、絶対不可能といわれた「歓楽街の店舗賃貸専門」のみに賭けた著者の挑戦
小さな会社が生き残るための戦略と誰もが取り入れられるアイデアを紹介
すべての悩める起業家と営業マンのために

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『自閉の子・太田宏介30歳 これからもよろしく』 太田 實
■本体1700円/A5判/216頁・カラー32頁/並製
■ISBN978-4-905327-10-3 C0095
■2011.9刊

障がいをもつ子の父親が誰しも経験するとまどい、悲しみ、怒りを率直に語る。“父親再生”の記。
画家としてつとに知られる、自閉症の宏介さんの父・實さんの手記。
一般の子育ての悩みにも大きな指針となる書

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『りすくのくすり 相続特集:法務実務専門家による処方箋』 リスク法務実務研究会
■本体1800円/A5判/184頁/並製
■ISBN978-4-905327-09-7 C0030
■2011.9刊

世の中にはさまざまなリスクが存在する。手遅れになる前に事前予防が重要。
本書は相続にまつわるリスク対策について,弁護士,税理士,司法書士,行政書士,社会保険労務士,CFP,
不動産鑑定士ら専門家が,それぞれの視点から情報を提供,多様な角度からわかりやすく解説する。

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『福岡地方史研究 第49号』 福岡地方史研究会編・発行
■本体1400円+税/A5判/180頁/並製
■ISBN978-4-905327-07-3 C0021
■2011.8刊

【特集=山家宿400年記念---峠・街道・宿場町2】
 桐山丹波と山家宿(柴田一雄)/筑前山家宿の設置について(高嶋正武)
 読み解き・山家宿エビス石神の銘(近藤典二)/原田八景(山村淳彦)
 長崎街道育ちの記(河島悦子)/福岡藩主の前原宿泊(有田和樹)
 幕末期長崎街道における人の移動(守友 隆)ほか

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『憂しと見し世ぞ』 岡田哲也著
■本体2000円+税/四六判/280頁/上製
■ISBN978-4-905327-06-6 C0095
■2011.7刊

1969年、村上一郎と出会った若き日々、青春期の彷徨を綴った「切実のうた 拙劣のいのち」ほか、“田舎暮らしの過客”として家族やふるさとへ寄せる想いを綴ったエッセイを集録。

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人間が好き 『人間が好き』 植木好正画集
■本体2500円+税/A4判変型/64頁/並製
■ISBN978-4-905327-05-9 C0071
■2011.6刊

どこか懐かしくて温かい、不思議な人と街。のどかな田舎風景の中、何故か中空に寝姿で浮かんでいる赤ん坊、赤い顔をした酒屋の客、納屋の前で文句たれるばあさん…。「現実」から微妙によじれてしまう、田舎のシュール。
*1998年から始めた「1万人の似顔絵描き」プロジェクト。5月現在で6964人!

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野村望東尼 ひとすじの道をまもらば 『野村望東尼 ひとすじの道をまもらば』 谷川佳枝子著 
■本体3200円+税/A5判/372頁/上製/2刷
■ISBN978-4-905327-04-2 C0023 
■2011.5刊
■日本図書館協会選定図書

幕末動乱期を駆け抜けた福岡生まれの勤王歌人、決定版伝記。 高杉晋作、平野国臣ら若き志士たちとともに幕末動乱を駆け抜けた歌人・野村望東尼。無名の民の声を掬い上げる慈母であり、国の行く末を憂えた“志女”─その波乱に満ちた生涯を辿る。
転機となった京坂への旅を追い、歌や日記をつぶさに読み解くことで成った決定版伝記。

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博多座誕生物語 元専務が明かす舞台裏 『博多座誕生物語 元専務が明かす舞台裏』 草場 隆 著
■本体1500円+税/四六判/270頁/並製
■ISBN978-4-905327-03-5 C0095
■2011.5刊

全国初の公設・民営の常設劇場の設立、たった一人から始まったプロジェクトはいかにして成ったのか。
歌舞伎からミュージカルまで多彩な公演を可能にし、“演劇界の奇跡”と呼ばれた松竹と東宝の提携を実現させた。
元専務が博多座誕生の秘話を初めて綴る。

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佐賀学 佐賀の歴史・文化・環境 『佐賀学 佐賀の歴史・文化・環境』 佐賀大学・佐賀学創成プロジェクト編
■本体3000円+税/A5判/340頁/上製/品切れ
■ISBN978-4-905327-01-1 C0020
■2011.4刊

「佐賀学」創成に向けた総合的研究・第一弾!
原始・古代より大陸文化をいち早く取り入れ、近代西欧文明の受容においても、我が国のみならず東アジアへの発信・展開の拠点地域であった佐賀ーー。その地域特性を歴史・文化・環境の視点から解明し、「普遍」へとつながる地域学の確立を目指す。

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天地聖彩 湯布院・九重・阿蘇 『天地聖彩 湯布院・九重・阿蘇』 高見 剛 写真集
■本体3800円+税/A4判横綴じ/112頁/上製
■ISBN978-4-905327-02-8 C0072
■2011.4刊  

生きとし生けるものすべてに与えられた悠久・雄大な時空、そしてひそやかな命の営みーー。
中九州火山地帯を舞台に、原生林に分け入り、草原に立ち、湖沼に憩いつつ撮りつづけた20年の精華。

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フクオカ・ロード・ピクチャーズ 道のむこうの旅空へ 『フクオカ・ロード・ピクチャーズ 道のむこうの旅空へ』 川上信也著
■本体1800円+税/A5判変型/160頁/並製
■ISBN978-4-905327-00-4 C0072
■2011.4刊

海、空、野山、街、そして路傍の一瞬ーー風景写真家・川上信也が写し取った一枚一枚には、ただ佇むしかない。
取材範囲は県内全域、いま最も美しい"福岡の四季"をぎっしりと収めた旅写真集。
★写真家・川上信也の九州ROAD PICTURES http://www5b.biglobe.ne.jp/~kawashin/
珠玉の福岡の風景がつまった写真集、絶賛発売中です!   中身

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