図書出版

花乱社

『田舎日記/一写一心』文 光畑浩治/写真 木村尚典

■本体1800円+税/A5判変型/240頁/並製/写真オールカラー
■ISBN978-4-905327-53-0 C0095
■カバー画像は表裏
■各紙に紹介されました。
「朝日新聞」京築版2015.12.23 「読売新聞」京築版12.23 「毎日新聞」京築版12.22 「西日本新聞」京築版12.17

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●田舎日記シリーズ第2弾!
「田舎」とは、自然に囲まれた中で人々が喜怒哀楽とともに暮らしている場所。「地域消滅」が取り沙汰されている今こそ、「田舎」や郷土に眼を向けることが大事なのではないか──。
かつて京都(みやこ。福岡県)とされた地に住まい、地域に埋もれ忘れられている歴史や人、世相について、「田舎日記」として1000文字エッセイを書き綴ってきた光畑氏。一方、長年地域の郵便局に勤務、局長時代に脳梗塞で倒れたものの、リハビリを兼ねた写真撮影にて各地に自然風景・祭り・花などを尋ね、遠くアラスカへのオーロラ撮影行まで果たした木村氏。
"みやこ"に住まう二人のエッセイ108話・写真108点を見開き交替で併録した、味わい深いコラボレーション。



「はじめに」より 光畑浩治
 ここに「田舎日記」シリーズとして二冊目の本を出すことになった。
 写真家・木村尚典さんとの共著。文と写真のコラボで、写真のタイトルは「一写一心」を提案、了解いただいた。今回は装丁というより本のカタチに拘った。/文の「田舎日記」は縦組みで右開き、写真の「一写一心」は横組みで左開き、その左右を合わせて一冊の本にする冒険を試みた。成果は、如何にだが……。(略)
 カメラは、一瞬に、心を込めて、対象を写す。シャッター・チャンスを待つ場所探しに各地を歩き廻る、体の酷使が体を快復させるなど、カメラが彼を誘い、素晴らしい写真が一枚一枚増えていった。(略)
 「田舎日記」は、日々の出来事や、地域に埋もれ忘れられていることなど、落穂ひろいをするように拾って記す、そんな一〇八話を載せた。煩悩の数だ。その文に、彼は一〇八枚の写真を選んだ。文と写真との繋がりはないが、木村さんの写真には心洗われる。一文、一文が写真一枚、一枚に救われる気持でいっぱいだ。まさに"心を写す"写真家・木村尚典のシャッターを押す力に感謝だ。/木村さんと心の繋がる本、それも左右合体の特異本が出来上がった。

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「序」より抜粋 NPO法人まちネット人ネット九州代表 北村速雄
 「田舎日記」と言いながらその対象地域は京築にとどまらず、時には世界的な広がりさえみせる。森羅万象、光畑さんの綱(手では小さすぎる)にかかると全てが題材となるが、人物への迫り方は勘所をきちんと押さえ、とても参考になる。
 巷では日本全体の人口が減少する二〇四〇年問題が注目され、地域消滅の恐れのある地域が日豊沿線でも確認されている。地域を消滅させてはならない、地域には様々なお宝の存在がこの本に網羅されており、人だけにとどまらないことがわかる。
 知ることによって先人たちに思いをはせ、地域を愛し豊かな心で生きていける、そんな本である。

●エッセイ: 本文1 本文2  本文3 

●写真:左より、雪の英彦山、久留米市大善寺の鬼夜、田川の川渡り神幸祭

 

 

 

 

 

 

 


【著者紹介】光畑浩治(こうはた・こうじ)

1946(昭和21)年12月5日,福岡県行橋市に生まれる。1965年,福岡県立豊津高等学校卒業。1968年,行橋市役所に入所。総務課長,教育部長などを経て,2007(平成19)年に退職。著書=『ふるさと私記』(海鳥社,2006年),編著=『句碑建立記念 竹下しづの女』(1980年),共著=『ものがたり京築』(葦書房,1984年),『京築文化考 1〜3』(海鳥社,1987〜93年),『京築を歩く』(海鳥社,2005年),『田舎日記・一文一筆』(花乱社,2014年)

【著者紹介】木村尚典(きむら・ひさのり)

1940(昭和15)年1月25日,福岡県みやこ町に生まれる。1959年,福岡県立豊津高等学校卒業後,伊良原郵便局に勤務。小倉白金局,行橋大橋局を経て城井郵便局長(1989年)に就任,2003(平成15)年に退職。2004年,全日写連入会。2010年,行橋写真研究会入会。行橋市美展会員。福岡県展(6回),九州二科展(6回,特別賞2回入賞)に入選。平成27年度内閣府エイジレス賞受賞。編著=『「吉原古城」先生を偲ぶ』(私家版,2004年)