図書出版

花乱社

『また、いつか。:葬儀司会者が見た人生・愛・終活』内野順子著

■本体1500円+税/四六判/224頁/並製
■ISBN978-4-910038-42-1 C0095
■2022.4発行
■書評: 浦辺登氏書評 2022.5
   「朝日新聞」九州・山口版 2022.6.5 、「東京新聞」6.16


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心に残る忘れられない場面や、現場から見た葬儀の舞台裏、
人生終末期に向けての終活のすすめ方など、
さまざまな“さよならの形"を見守ってきた著者が綴るエッセイ。

いざという時に戸惑わなくていいように、後悔せずに生きるために。
ご葬儀や終活を日頃から身近なものとして受け止められるように、
基本的な知識や最近の事情も楽しく伝える。

著者は一般社団法人終活カウンセラー協会1級終活カウンセラー。


目次

T さよならの風景 
 第1章 心豊かな人生とは
 第2章 最後のメッセージ
U 人生のラストステージに立ち会って
 第3章 葬儀の舞台裏
 第4章 葬儀司会者として思うこと
 第5章 後悔しないための心構えとして
〈亡くなられた後にする事リスト〉
あとがき


あとがきより

 葬儀という場はとかく忌み嫌われる傾向にあるが、私は葬儀に関わったことで、どんな人にもその人なりの人生の道程があり、人間とは、生きるとは、本当に尊く素晴らしい、と改めて気づかされた。
 また、いざという時の準備ができないままその日を迎える方が大変多く、ご遺族が戸惑っておられるのもしばしば葬儀の場で目にする。今回の書籍化にあたって、人生の終末期に向けての基礎知識も若干加筆させていただいた。少しでも心の隅に留めていただいたらと思う。
 タイトルの「また、いつか。」は、浄土教の根本聖典の一つ「仏説阿弥陀経」の中の「倶会一処(くえいっしょ)」という言葉からイメージした。この世では辛い死によって別れても、またかの地で再び会える、という意味である。



【著者紹介】内野順子(うちの・じゅんこ)

福岡県春日市出身,太宰府市在住。福岡大学人文学部仏語学科在学中にアナウンサー田代真弓氏に師事し,ブライダル司会者としてスタート,以来5000件以上の披露宴,2000件以上のイベント司会を担当。40代から「葬儀司会」の道に入り,そのやりがいに目覚め,葬儀は「人生のラストステージ」と考え,故人の最期の花道を飾ってあげたいとの一心で日々司会を務めている。終活カウンセラーとしても活動中で,司法書士や弁護士,税理士などとコラボし不定期で「終活カフェ」を開催,各地での講演活動も行う。近年は後進司会者の育成にも力を入れている。「MCユニットランコントル」代表。一般社団法人終活カウンセラー協会1級終活カウンセラー。