図書出版

花乱社

『天地聖彩 湯布院・九重・阿蘇』 高見 剛 写真集

 

天地聖彩■本体3800円+税/A4判横綴じ/112頁/上製
■ISBN978-4-905327-02-8 C0072

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中九州火山地帯を舞台に,由布岳の原生林に分け入り,草原に立ち,湖沼に憩いつつ,人々の知らない湯布院・阿蘇・九重を撮り続けた20年の精華。
生きとし生けるものすべてに与えられた悠久・雄大な時空,そしてひそやかな命の営み。巨石を掴む古木の異形の根,苔むした岩から光のように落ちる滝......四季折々の珠玉の写真90点を掲載。

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「山の村の記憶」(高見幹司筆)より
空想の森美術館閉館から10年が経過した。この間,剛は湯布院とその周辺で起こる種々の現象を記録し続けながら,一方で,山野を歩き,四季折々の風景や花などを写し撮っていた。本書に収められている写真には,由布岳の原生林や九重・阿蘇など九州随一の山岳を擁する地域を歩き回った彼の,誰に気兼ねすることもない安息の時間が記されている。それらの写真に,私は,少年期に山の村から麓の町の学校へと通う道で眺めた風景を重ねて思い出すことができる。

 

 

【著者紹介】 高見 剛(たかみ・つよし)

1950年大分県日田市生まれ。1986年,大分県湯布院町「由布院空想の森美術館」設立に参加,湯布院に移住。1991年「由布院空想の森美術館・フォト館」館長就任。2001年,閉館。以後も湯布院を拠点に自然と風土,宗教と祭り,自衛隊と在日米軍などを撮り続けている。(社)日本写真家協会会員,(協)日本写真家ユニオン所属。著書『由布院花紀行』,『九州の民俗仮面』ほか。

 

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