図書出版

花乱社

『詩画集 春は自転車に乗って』岡田哲也著/横手じゅんこ画


■本体2000円+税/B5判変型/32頁/上製/オールカラー
■ISBN978-4-910038-34-6 C0092
■2021.7.21刊
■著書:『憂しと見し世ぞ』
    『詩集 花もやい』

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パパとハッパ、ふたりでおんぼろ自転車にのれば、
カッパに出会ったり、カバになったり、
なんだか楽しい田舎道
詩人の“美味しい”言葉と、レトロな薫りの貼り絵で、自転車を讃える。

「空も飛ばない 海も渡らない 
それでも 地球とぎったんばっこんする 夢がある」
「自転車(チャリ)と 戦争は あと千年ほろばない
美味しい言葉がつづる自転車しま唱歌!」

★「ともだちゃりの歌」併録



■「春は自転車に乗って」冒頭より

おんぼろ自転車に
ハッパとパパはふたりのり
ふたりのりの自転車は
パパとハッパの好きなもの

オルガンの
ひびきをたてて
春の風が吹く日には
どこからともなく自転車が
二連音符のようにあらわれる

 **

■「ともだチャリの歌」より

あなたは自転車に のったことがありますか
あなたは自転車に のっていますか
自転車はこぎつづけていないと
たおれてしまいます
自転車ですすむには こぐこと
そう こぎつづけることです
それが自転車のしあわせ あなたの元気のあかしです

自転車にのっていると おさないころ父の膝で
ぎったんばっこんをされたときを 思いだします
自転車にのっていると
風や光や水たまりや 鳥や空とともだちになれます
はる なつ あき ふゆ あさ ひる ばん
まるでわたしが地球と
ぎったんばっこんをしている気ぶんになるのです

わたしは 自転車にのってます
自転車は わたしにのってません
わたしと自転車には 上下のへだてはありません
自転車とわたしはともだちです
わたしは自転車とつりあっています
ちょうどあなたとわたしがつりあっているように



■本文より

 

 

 

 

 

 

 


【著者紹介】岡田哲也

1947年,鹿児島県出水市に14人兄弟の末っ子として生まれる。東京大学中退。1981年に詩集『海の陽山の陰』で南日本文学賞。また1993年に鹿児島県芸術奨励賞。詩集に『花もやい』,エッセイ集に『憂しと見し世ぞ』など多数。作詞に『夢のつづき』(南こうせつ作曲)など。現在も出水市在住。


【作画者紹介】横手じゅんこ

1969年,鹿児島市に生まれる。貼り絵作家・けしごむはんこ作家。貼り絵で本の表紙,パンフレットの挿絵,包装紙デザインなどを手掛けている。また,オリジナル・デザインを布にしてファブリックパネルを製作。2020年,個展「貼り絵・はんこ・布の世界」を開催。鹿児島市を拠点に活動中。