図書出版

花乱社

『福岡地方史研究 第63号』福岡地方史研究会編・発行

 

■本体1500円+税/A5判/152ページ/並製
■ISBN978-4-911429-24-2 C0021
■2026.6刊
バックナンバーも取り扱っております。どうぞお問い合わせください。

 

 

特集は「玄界灘の考古学」。韓半島と一衣帯水の関係にある北部九州の古代史は、まだ多くの謎を秘めている。遺物の発掘調査・研究と、文献の考察、発掘と文献が一致する金石文の読解など、様々な角度からの考察を試みる。
 * *
「立岩産石庖丁の流通について」は、立岩遺跡出土の石庖丁の分布を分析。筑豊盆地を囲む山々を越えて広がり、やがて一つのクニに纏まる過程を予感させる。「玄海幻視考」は、百済武寧王陵で発見された誌石銘文から五〜六世紀の韓半島南部と北部九州の関係を考察。「北部九州とヤマト王権」では、邪馬台国が北部九州に位置したという前提から、弥生時代の王権の問題に言及する、他収録。

 


目次

【絵葉書でたどる福岡の歴史(24)】光雲神社遷宮式(石瀧豊美)
【巻頭言】第十五代天皇・神功皇后(石瀧豊美)

【特集】玄界灘の考古学
 特集にあたって
 立岩産石庖丁の流通について 流通経路の特定と形成状況(福島日出海)
 北部九州とヤマト王権 (上) 邪馬台国から「磐井の乱」まで(花田俊雄)
 玄界幻視考 前方後円墳と神々の転位(中)(師岡司加幸)
 干珠・満珠譚の神楽化 『異国退治御神楽』(宮負ニ文書)を事例として(弓削淳一)

【研究ノート】
 忘れられた無産運動、日本農民党における福岡県農民運動家の活躍(濱田周作)
 福岡城天守に関する井手文書「天守之番衆」の成立年代について(大林憲司)
 箱崎宿と箱崎御茶屋 唐津街道の宿駅(有田和樹)
 『頭山満 沈黙の昭和史』補遺(石瀧豊美)

【随感】古文書蒐集折々譚 その9 「引札」が伝える興味と情報の面白さ(宮 徹男)
【歴史余話】戦前の職業野球随想 戦争との関わり─新冨卯三郎選手を中心に(有川淳一)

■「福岡朝鮮通信使研究会」発表報告(第1〜8回)(今村公亮)
■〈書評@〉昭和天皇と素浪人頭山満との絆:石瀧豊美著『頭山満 沈黙の昭和史』(師岡司加幸)
 〈書評A〉「記憶」を伝える創意と工夫:梶原康久著『関門北九州の戦争と平和』(山下龍一)
■研究会活動寸景
■短信往来(有川淳一/今村公亮/太田一樹・太田多恵子/河本信雄 田島 光/濱田とよ子/本田宗也)
■編集後記/会員の本の紹介/例会卓話記録他

 


【著者紹介】 福岡地方史研究会

福岡地方史研究会は、1962年の発足。研究テーマは地方史に限らず広く文化史・社会史・民俗学に及び、対象となる時代も原始・古代・中世・近世・近現代と各時代の研究者が所属。『福岡藩朝鮮通信使記録』が2001年2月福岡県文化賞を受賞。月1回定例研究会開催、年1冊会報(本誌)を発行する。
*福岡県立図書館の研修室で毎月1回の定例研究会(卓話発表)を開いています。学界と在野の交流によって,また会員相互の研鑽によって地方史研究の発展・深化を図ることを目的としています。どなたでもご参加いただけます。地方史研究に興味を持ち、研究を進める上で指針を得たい、史料の所在について情報を得たいという方、定例研究会その他に参加して継続して話を聞きたい方は、どなたでもふるってご参加ください。問合せは花乱社まで(092-781-7555)

 


もとのページへ戻る。