図書出版

花乱社

 書評『帰る旅─空想の森へ:地域アートの試みの中で』

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空想の森美術館 湯布院に再び─17年ぶり 仮面など100点展示
 大分県の旧湯布院町(現由布市)の町づくりをけん引したものの、経営難で2001年に閉館した私立美術館「空想の森美術館」が20日、17日ぶりに同市湯布院町川北平原で再開する。館内には監修する高見乾司さん(69)が九州やアジアで集めた仮面など100点近くを展示。高見さんは「再び湯布院で美術館を運営でき、うれしい」と感慨を深めている。
 同美術館は、旧湯布院町で町づくり活動に取り組んでいた高見さんが1986年に開館した。周辺の森に溶け込み、文化、芸術の発信拠点として親しまれたが、01年に閉館した。
 高見さんはその後、宮崎県西都市や大分県日田市で美術館運営に携わり、昨年秋に空想の森美術館の再開を決意。知人から土地を借り、解体予定だった築150年以上の古民家を移築し、美術館とした。メインは高見さんが国内外で収集した神楽や祭事用などの仮面で、古くは南北朝時代の面もある。高見さんは「造形、神秘性、歴史…。仮面のいろんな魅力を知ってほしい」と話している。入館料500円(中学生以下無料)。大分自動車道湯布院インターチェンジから車で約3分。(岩谷瞬)